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「オンライン電気自動車」開発めざす韓国の勝算

シャトルバス試運転の次はソウル市内バス試験導入へ

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2009年10月6日(火)

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Moon Ihlwan (Businessweek誌、ソウル支局長)
米国時間2009年9月29日更新 「Korea's On-the-Go Electric-Car Experiment

 現在、世界中の自動車メーカーが盛んに売り込んでいるのが、プラグイン・ハイブリッド車(PHV)と電気自動車(EV)だ。そんな中、韓国では、PHVやEVに代わる自動車システムの実験が進められており、研究者らは、自動車の動力源に革命をもたらすと期待している。

 韓国最高峰の理工系大学、韓国科学技術院(KAIST)の研究者と技術者55人から成る研究開発チームが現在、韓国・ソウルにある遊園地のシャトルバス・システムの設計に取り組んでいる。道路に埋設された電線から、電磁誘導によりバスに充電するシステムだ。

 このシャトルバスは11月に試運転を開始し、来春一般利用を始める予定だ。これが実現すれば、公共交通機関に導入される初の電磁誘導式の充電技術となる。KAISTの計画によると、この充電技術を使えば、電線が埋設された道路を走行している間に、電気自動車は絶えず充電され、大部分の消費者にとって高価すぎ、重くてかさばるバッテリーを搭載する必要がなくなる(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年9月17日「The Electric Car Market: Not Fully Charged」)るからだ。

 「オンライン電気自動車(OLEV)」プロジェクトを率いるKAIST情報技術融合センターのチョー・ドンホ所長は、「温暖化ガス排出量削減の必要性を考えれば、パワートレイン(動力システム)の電化は避けられないだろう」と語る。電磁誘導技術は「最も便利で費用対効果が高い」方法であり、電気自動車の時代を先導する技術だと同所長は主張する。

 KAISTの研究者によれば、連続走行距離が短く充電時間が長いといった電池式電気自動車特有の問題も、電磁誘導技術で解消されるという(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年8月4日「Electric Cars: Emission-Free, Not Problem-Free」)。

実用化に向けた取り組み

 OLEV計画には多くの課題があり、実用化にはまだまだ時間がかかりそうだ。それでも、KAISTの研究者によれば、同プロジェクトは、ソウルの南140キロメートルに位置する大田(テジョン)広域市にある同大学のキャンパスで、2月に改造ゴルフカートを使用して行った初の実験走行以降、目覚ましい進展を見せているという。

 重要な課題の1つは、電力源に直接接触することなく、高い電力伝送効率を実現することだ。2月に韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領にOLEV計画を提案した時点では、ゴルフカートの車体底部に設置した磁気装置と路面との間隔はわずか1センチメートルで、地中の電線から供給される電力の吸収率は80%だった。

 8月、KAISTのキャンパス内で実施したOLEVバスの走行実験では、路面から車体底部までの高さ(最低地上高)を大半の国が最低基準と定める12センチまで拡大することに成功したものの、電力伝送効率は60%に低下した。その後の改良で、17センチの最低地上高を達成、電力伝送効率も72%まで向上した。「70%の電力伝送効率をクリアし、最大の難関を突破した」とチョー所長は胸を張る。

 もう1つの難題はコストだ。

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