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グーグルの未来はどこにある?
~シュミットCEOインタビュー

検索事業重視の姿勢を強調

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2009年10月8日(木)

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Robert D. Hof (BusinessWeek誌、シリコンバレー支局長)
米国時間2009年10月2日更新 「How Google Plans to Stay Ahead in Search

 米インターネット検索最大手グーグル(GOOG)は、傘下の動画サイト「YouTube(ユーチューブ)」やパソコン用の新しい基本ソフト(OS)の開発など、数多くのプロジェクトを推し進めている。だが同社にとって圧倒的に重要な事業は、依然としてインターネット検索サービスだ。検索キーワードに関連する広告を多くの提携ウェブサイトに掲載するサービスを含め、グーグルの検索広告事業は、同社の昨年の売上高220億ドル(約2兆円)のうちほとんどを占めている。

 グーグルのこの“金脈”の維持は、ひとえに検索エンジン分野でリードを保てるかどうかにかかっている。BusinessWeekはグーグルの検索技術部門の動向を分析し、同社は今後も検索サービスに最も力を注いでいくと判断した(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年10月1日「Can Google Stay on Top of the Web?」)。

 グーグルの検索技術部門では、数百人の技術者が検索要求に対して瞬時に適切な検索結果を提供できるよう演算プログラムの調整を繰り返し、検索プログラムの複雑な数式に年間500項目もの修正を加えている。

 だが現在、グーグルは間違いなくインターネット上でこれまでになく厳しい競争に直面している。米ソフトウエア最大手マイクロソフト(MSFT)が新たな検索エンジン「Bing(ビング)」を立ち上げ、再びグーグルの牙城に挑んでいるほか、米ミニブログ大手ツイッターや米SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)大手フェースブックなどの新たな交流サイトの台頭によって、インターネット業界の勢力図が塗り替えられる可能性もある。

 こうした中、グーグルのエリック・シュミットCEO(最高経営責任者)がBusinessWeek誌シリコンバレー支局長ロバート・ホフの独占インタビューに応じ、今後も検索分野でリードを保つためのグーグルの戦略について語った。また、グーグルが手がけている様々な事業のせいで、検索事業への取り組みがおろそかになるとの一部の投資家の懸念に対し、シュミットCEOは、グーグルが検索以外の事業にも取り組む意義を強調した。

―― グーグルの検索サービスの最大の強みは何ですか?

 何と言っても規模の大きさだ。我々は、提供できる検索データの量で圧倒的な規模を誇っている。

―― 検索サービスの分野では、既存の技術やビジネスモデルを陳腐化させる“破壊的イノベーション”は、もう生まれてこないのでしょうか?

 誰かが斬新なアイデアを思いつき、そのアイデアで状況が一変するような時代は終わった。少人数で新技術を開発できる時代ではなくなり、以前よりはるかに高度で複雑な問題を解決していく必要がある。

 “破壊的テクノロジー”が開発される可能性もあるが、大きな流れの中に組み込まれることになるだろう。グーグルはこれからも新たなアイデアの発掘に取り組んでいく。その方法の1つは、新しい視点を取り入れることだ。一部の大学院生は今までとは全く違う視点を持っており、我々はそうしたアイデアの具現化を後押ししていく。

―― グーグルは市場で圧倒的なリードを保っており、既存のシステムが有効に機能しているため、“破壊的イノベーション”ではなく、既存の技術やシステムを重視する“持続的イノベーション”に固執する恐れはありませんか? グーグルは、過去の成功体験にとらわれ、破壊的イノベーションによる自己革新ができない「イノベーションのジレンマ」に陥っていないでしょうか?

 我々がイノベーションのジレンマに陥っているというのは、単純化しすぎた見方だろう。既存のシステムを捨て去ることはできないし、その必要もない。既存のシステムは有効に機能しているからだ。

 とはいえ、我々は企業文化として、新たなアイデアを生み出そうとする意識が強い。今後も大幅な技術向上に期待を寄せており、社内での技術革新を奨励していく。

―― ツイッターやフェースブックなど、利用者がネット上でリアルタイムに交流する新しいサイトでは、投稿情報が非公開だったり、まだサービスが登場して間もないため、グーグルの演算アルゴリズムでデータを解析するのは困難かもしれませんが、こうした問題をグーグルは、どの程度重大な課題と受けとめているのでしょうか?

 データを収集できなければ、我々が情報を解析するのは極めて難しい。フェースブックは大部分のデータを非公開にする選択をしているが、我々はオープン化する方が好ましいと考えている。その方が利用者に最適な情報を提供できるからだ。

 ツイッターは情報の解析が難しいサイトの典型例と言える。我々はいずれ、こうしたリアルタイム交流サイトの情報を解析する適切な方法を見いだせるはずだ。かつて映像や画像を検索結果として示すのは困難だと思われていたが、我々は既に少し前に、画像や動画、地図などを同時に検索結果として表示する「ユニバーサルサーチ」の機能を実現している。我々は異なるデータ解析の結果を統合する方法を見いだし、これらは極めてうまく機能している。リアルタイム交流サイトでも同じような成果を得られると考えている。

 我々が今後直面する課題はツイッターやフェースブックにとどまらないだろう。ツイッターやフェースブック以外でも、対応する方法を編み出していく。

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