• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

そこまでやらなきゃ守れない「国家安全」って何だ?

国慶節でなりふり構わぬネット検閲、「グリーン」だめなら次「ブルー」

2009年10月13日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 中国で建国60周年を記念した国慶節休暇が終わった。10月1日の大規模な軍事パレードから始まった8日間の大型連休は、全土がお祝いムード一色に包まれた。

 その代償として、市民生活は不便を強いられた。北京ではパレードのルートに面した建物や道路は封鎖され、航空便のスケジュールは変更を余儀なくされた。テロを警戒する治安対策は昨年の北京五輪を上回る規模ともされ、市街のあちこちに武装警察の姿が目立った。

空港ラウンジの無線LANが禁止に

インターネットの自由は制限されてしまうのか。建国60周年を祝う横断幕の前で(写真はイメージ)
画像のクリックで拡大表示

 異例の警戒ぶりは、インターネットの世界にも及んでいた。

 連休中のある日、記者は北京首都国際空港にいた。昨年オープンしたばかりの巨大な第3ターミナルで乗り継ぎ便を待つため、航空会社のラウンジに入った。

 ソファーに座りノートパソコンを開く。しかしいつもと違う。ラウンジ専用の無線LAN網が検出できないのだ。

 設備の不具合でもあったのだろうと諦め、デスクトップパソコンが並ぶコーナーへと向かった。電源を入れると、誰もが使えるはずのパソコンなのに、なぜかパスワードの入力が要求される。

 机の上の小さなプレートに注意書きがある。「9月27日より、法令に基づいてインターネットの利用者のIDと利用時間を記録することが求められています。つきましてはスタッフにお問い合わせください」。無線LANサービスが停止したのも、利用者の身元を把握するためだったのだ。

ネット利用に「搭乗券とパスポート」提出

 ラウンジのスタッフに無線LANが使えないと伝えると、「使えます。少々お待ちください」とのこと。戻ってきた彼女が手にしていたのはチャイナ・モバイル(中国移動)が提供する公衆無線LANサービスのプリペイドカードである。

 独自に無線LANのサービスを提供できない航空会社の苦肉の策だろう。ただ、そのプリペイドカードに記載されているパスワードを教えてもらうには、やはり搭乗券とパスポートを渡し、個人情報を提供しなければならない。

コメント1

「アジアで稼ぐ!」のバックナンバー

一覧

「そこまでやらなきゃ守れない「国家安全」って何だ?」の著者

熊野 信一郎

熊野 信一郎(くまの・しんいちろう)

日経ビジネス記者

1998年日経BP社入社。日経ビジネス編集部に配属され製造業や流通業などを担当。2007年より日経ビジネス香港支局に異動、アジアや中国に関連する企画を手がける。2011年11月に東京の編集部に戻る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

トランプ政権のここまでの動きはスロー。

ジョセフ・ナイ 米ハーバード大学特別功労教授