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中国で大躍進、味千ラーメン支える「4つのP」

熊本発、豚骨スープが飲み干されるようになったわけ

  • 長谷川 直樹

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2009年10月21日(水)

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 “アジア内需”を取り込め――。中国やインドなど、巨大な消費市場の開拓に乗り出す日本企業は多い。しかし、現地の消費者をつかみ切れないところが多いのも実情だろう。一方で、確実に、がっちりと市場に食い込んでいる企業もある。中国市場で熊本ラーメンを多店舗展開している「味千ラーメン」はその代表格だ。1996年に香港に進出して以降、現在までに367店までチェーンは拡大した。

 成功のポイントは、中国における経営パートナーの存在。「経営は現地パートナーに任せている」と言う日本のチェーン本部である重光産業(熊本市)の重光克昭社長と、当の中国パートナー企業、味千中国のCEO(最高経営責任者)、潘慰氏に、躍進の秘密を聞いた。

(聞き手は長谷川直樹=日経ビジネス副編集長)

 ―― 味千ラーメンの店舗は、国内が100店舗強であるのに対し、海外では400店舗近くと、海外展開のほうが目立ちますね。店舗数の目標はあるのですか?

チェーン本部である重光産業の重光克昭社長(撮影:浦川祐史)
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 重光 屋号の「味千」が示すように、いつかは1000店舗に、という目標はあります。ただ、それをいつまでに絶対に実現する、というのはないんですよ。ただし海外展開は、思っていた以上、予想をはるかに超えるスピードで進んでいます。

 ―― 中でもアジア、特に中国での店舗拡大は急ピッチですね。

 重光 アジアではやはり中国がポイントになりますね。

 中国国内だけでも巨大なマーケットですが、世界を見渡してみれば、中国の人たちのネットワークはものすごい。ほとんどの国に中華料理はあるぐらいです。中国の人たちに味千を受け入れてもらえば、アジア各国に好影響が及ぶはずです。

1996年に香港出店、そして「すぐ上海に出よう」

 ―― これまで中国でうまく展開できたのはなぜでしょうか。

 重光 それは力強いパートナーがいたからですよ。香港に初出店したのは1996年ですが、「すぐに上海に出よう」となりました。我々本部は、現地パートナーの意向を尊重して、支援していくという立場です。

 懸念したのは人材面でした。多店舗展開はいいけれど、味千ラーメンの味は守れるのか、店のオペレーションは大丈夫か。結局は人ですから。でも、杞憂でした。深センの店で働いている人たちを上海にポンと持っていった。僕らでは考えられません。

 ―― 潘さん、上海など中国全土への展開に不安はありませんでしたか?

味千中国の潘慰CEO(最高経営責任者)(撮影:浦川祐史)
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  マーケットを求めて中国全土を歩き回りました。その結果、注目したのは上海でした。商圏が集中しているところが魅力でしたね。

 准海路、南京路…。東京で言えば、銀座や新宿といった人が集まるところが多く、営業しやすい。香港もそうですが、こういった人が集中するようなところであれば、家賃に対して、どのぐらいの来店数があるかなど、ビジネスを計算しやすいでしょう。

 上海以外の都市も回ったのですが、当時は都市計画があまり進んでいませんでした。

 ―― ただ、人が多いからと言っても、必ずしもラーメンを食べてくれるか分からない。

中国生まれ香港育ち、国際的に舌が肥えている

  私は中国で生まれて香港で育ちました。米国にいたこともあるし、日本も回りました。国際的に舌が肥えているつもりです。その私がおいしいというのだから、中国では絶対に受けるという自信がありました(笑)。

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