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中小企業から“言葉の壁”を取り除く

アリババドットコムの衛哲CEO、日本の対中輸出をサポート

  • 田原 真司

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2009年10月26日(月)

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 1999年の創業から10年で世界最大のB2B(企業間電子商取引)サイトに成長した中国のアリババ。グループには中国最大のショッピングサイトであるタオバオ(淘宝)、オンライン決済サービスのアリペイ(支付宝)、米ヤフーから買収した中国ヤフーなどもあり、中国最大のインターネット企業集団を形成している。

 グループのB2B部門であるアリババドットコムは、2007年に香港証券取引所に上場。翌2008年にはソフトバンクとの合弁で日本事業の本格展開をスタートした。同社は日本のユーザーにどんなサービスを提供し、どのような将来を描いているのか。アリババドットコムCEO(経営最高責任者)の衛哲(David Wei)氏に聞いた。

(聞き手は田原 真司=日経ビジネス記者)

 ―― アリババドットコムが日本法人を通じて日本企業向けサービスを本格的に開始してから1年余りになります。日本事業の立ち上がりをどう評価していますか。

衛哲(David Wei)氏
アリババドットコムCEO(最高経営責任者)
1970年生まれ。上海外国語大学で国際経営管理を専攻し、英ロンドンビジネススクールのコーポレートファイナンス課程を修了。証券会社、会計事務所、英ホームセンター・チェーン「B&Q」の中国法人トップを経て、2006年にアリババに入社。B2B部門のCEOに就任し、グループの執行副総裁も兼務する。
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 衛 ここまでの日本事業の評価については、私の意見より実際にアリババを使っているユーザーの声を聞くのが正確でしょう。

 アリババは現在、日本のユーザーに3つのサービスを提供しています。それは「中国から日本への輸入」、「日本から中国への輸出」、「日本から全世界への輸出」のサポートです。既に会員向け有料サービスの提供を始めており、日本からの売り上げを得ています。

 もちろん、売上高の大きさについて語れる段階ではまだありません。しかし重要なのは、アリババが日本に向けて提供したサービスを評価し、対価を払ってくれるユーザーがいるという事実です。

 実際にユーザーの声を聞くと、我々のサービスは品質の面でも改善の早さの面でも、ユーザーが事前に予想していた水準を上回っているようです。これは、私自身の予想をも上回っています。

アパレル、ベビー用品などの対中輸出に商機

 ―― 日本の中小企業が、アリババを使って中国や世界各地に製品を売り込みたいと考えた場合、例えばどんな製品が有望なのでしょうか。

 衛 実例を1つ挙げましょう。日本の中古車や中古機械は、その価値と価格の両面で世界中から引き合いがあります。アリババが日本の中古車に関する情報を世界153カ国の会員向けに提供したところ、仕入れ希望の問い合わせが1カ月で9000件を超えました。

 日本製品は価格は確かに高いのですが、品質も非常に高い。例えばアパレル製品やベビー用品も、中国市場などで受け入れられる可能性が高いと思います。

 ―― アリババを通じて世界中から顧客を探せるのは魅力的ですが、日本の中小企業の多くは海外と直接取引する経験も人材も足りないのが実態です。

 衛 日本の中小企業にとっては、やはり言葉の壁が一番大きいと思います。取引相手との商談だけでなく、商品の輸出実務にもある程度の語学力が求められます。

 そこで私たちは、全世界に向けたアリババの英語版のプラットフォームを、日本語で操作できるシステムを開発しました。

 仮に英語が不得手でも、少なくともプラットフォームの操作は日本語でできる。これだけで言葉の壁の高さを半分下げられると思います。また、中国向けの輸出に関しては、オンラインでのリアルタイム日中翻訳ソフトウエアも提供しています。

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