• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

トヨタ、韓国で現代自動車に挑む

シェア81%の現代・起亜グループの牙城を崩せるか

  • BusinessWeek

バックナンバー

2009年10月27日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

Ian Rowley (BusinessWeek誌、東京支局特派員)
Moon Ihlwan (Businessweek誌、ソウル支局長)
米国時間2009年10月20日更新 「Toyota Takes On Hyundai?in Korea

 韓国の自動車大手、現代自動車(ヒュンダイ)は、世界でも類を見ない圧倒的な国内市場シェアを誇っている。現代が韓国市場で51%のシェアを占めるのに加え、系列会社である起亜自動車(キア)も韓国第2位の自動車メーカーで、30%の市場シェアを持つ。両社を合わせたシェアは実に81%に達し、トヨタ自動車(TM)の日本市場でのシェア43%がかすんでしまうほどだ。

 そして今、トヨタはこの韓国のライバルの牙城を攻略しようとしている。10月20日、トヨタは韓国での事業拡大を発表。ソウルの3カ所を含め全国5カ所に販売店を開設し、トヨタブランドの新車販売を開始した。販売されるのは、ハイブリッド車「プリウス」、中型セダン「カムリ」、クロスオーバーSUV(多目的スポーツ車)「RAV4」の3車種で、カムリはハイブリッドモデルの「カムリハイブリッド」も売り出される。

 布野幸利副社長は会見で、「韓国の社会に貢献し、韓国の皆様に愛されるよう、ひたむきに取り組んでいきたい」と語った。

 トヨタの進出が現代にとって脅威かどうかは別の問題だ。トヨタの販売目標は、少なくとも当面は控えめで、現代の市場シェアを脅かすような規模ではない。年内の月間販売目標はわずか500台。2010年以降は700台を目指すとしている。

 なお、トヨタは2000年に現地法人の韓国トヨタ自動車を立ち上げ、2001年1月から高級車ブランド「レクサス」を販売している。月間販売台数は約420台だ。

 だが、この程度の販売台数では、トヨタブランドとレクサスブランドを合わせても、年間販売台数が計78万2000台の現代と起亜の販売に、さほど影響は及ばない。

円高が日本メーカーの足かせに

 では、トヨタの韓国市場進出の狙いはどこにあるのだろうか。韓国での2.4リットルのカムリの販売予定価格は2万9000ドル(約260万円)で、現代のセダン「ソナタ」の最高級モデルの2万2360ドル(約200万円)を上回る。だがアナリストは、たとえトヨタが高級車を販売しても、韓国への輸出では利益は出せないと見ている。実際、布野副社長はソウルでの記者会見で、すぐには黒字が見込めないとの見解を示した。

 大きく立ちはだかるのは為替レートだ。円高の影響で、日本の輸出企業は、ウォン安の恩恵を受ける韓国企業に比べて非常に不利な状況に置かれている(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年10月15日「Japan: How Much Higher Will the Yen Go?」)。円はウォンに対し2008年1月比で約36%上昇しており、韓国企業が好業績を上げる中(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年10月14日「Korean Exporters' Won Advantage」)、多くの日本企業は赤字に転落した。

コメント4

「Bloomberg Businessweek」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック