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2009年11月2日(月)

過熱する電子リーダー市場

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携帯ディスプレーで読める電子書籍の人気が急上昇中だ。使い勝手のいい専用端末が次々に登場したことが大きい。不況下の久々のヒットとあって、新規参入も相次いでいる。

 本好きによる電子書籍への関心が高まるのに伴い、電子書籍リーダーへの需要が世界的に急増している。今年の生産台数は世界で500万台、来年はその倍になるとアナリストは見る。

 殺到する注文に応じるため、サプライヤーは生産能力を増強、メーカーも生産設備の手当てに追われている。

 この専用端末で圧倒的生産量を誇るのが、ボストンに本社を置くEインクだ。電子書籍リーダーのディスプレーでシェア約90%を握るとされ、米アマゾン・ドット・コム「キンドル」やソニー「リーダー」、米バーンズ・アンド・ノーブル「ヌーク」などの電子書籍リーダーのディスプレーを生産している。

 米フォレスター・リサーチのアナリスト、サラ・ロットマン・エプス氏は、「サプライチェーンが(Eインク)1社に集中し、始まりもこの1社だ」と言う。

 Eインクは小さな会社だが、今年後半に大量の注文が入り急成長を遂げている。10月にボストンに新工場を開設、1〜9月の売上高は前年同期に比べ250%増の9600万ドルに達した。

 不況下にあって需要が拡大している電子書籍リーダーは、今や(企業にとっては)貴重な商品。専用端末メーカーは技術に投資する一方、電機メーカーも増産体制の構築に追われている。

 Eインクのマーケティング担当スリ・ペルヴェンバ副社長によると、「ほかの需要が落ちているため、電子書籍リーダーの生産能力の確保は可能だ」。

台湾企業が積極的に参入

 顕著な例が台湾で、多くの大手メーカーが電子書籍リーダーの生産を加速している。各社がこの機器を家電産業の主力商品と捉えている証拠だ。

 例えば、華碩電脳(アスーステック・コンピューター)は2月、電子書籍リーダーへの参入の準備を始め、早ければ年末までに独自モデルを発表する。

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