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米P&G、新CEOの下で業績向上

市場予測を上回る四半期業績を発表

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2009年11月5日(木)

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Roger O. Crockett (BusinessWeek誌、シカゴ副支局長)
米国時間2009年10月29日更新 「P&G Beats Forecasts and Sees Growth
 日用品世界最大手の米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G、PG)は、ロバート・マクドナルド氏のCEO(最高経営責任者)就任以来初となる四半期決算で、市場の予測を大きく上回る業績を発表。今年の春から夏にかけて、P&Gの高価格なブランド商品から割安な競合他社の商品に切り替える消費者が増え、P&Gの売り上げは低迷していた。だが、値下げやイノベーションによって、P&Gが顧客を取り戻しつつある様子が明らかになった。

 衣料用洗剤「タイド」やカミソリ「ジレット」などの商品群を持つP&Gは10月29日、2009年7~9月期の利益を前年比1%減の33億5000万ドル(約3000億円)と発表。同四半期の売上高も前年比6%減の198億ドル(約1兆8000億円)にとどまった。だが、米ウォール街はもっと深刻な業績悪化を予測していたため、この発表当日、P&Gの株価は4%高の59.54ドルとなった。

 米資産運用会社サンフォード・C・バーンスタインのアナリスト、アリ・ディバジュ氏は、「ここにきて、マクドナルドCEOによる取り組みが成果を挙げてきた」と評価する。

 マクドナルド氏は7月、アラン・G・ラフリー氏の後任としてP&GのCEOに就任。就任以来、低価格の競合品やプライベートブランド(PB)商品に奪い取られた市場シェアの奪回を目標に掲げてきた。P&GはマクドナルドCEOの指揮下で、傘下ブランドの各種商品を1割値下げしたほか、紙おむつやカミソリ、練り歯磨きなどで高価格ブランド品に加え、廉価版商品の販売も始めた。

 また、P&Gは、米国都市部のマイノリティー(少数派人種)人口が多い低所得地域や、中東やアフリカといった新興市場など、マクドナルドCEOが「開拓不足市場」と呼ぶ地域での営業活動も強化させている。10月29日、同CEOは四半期ごとの投資家との電話会議で、「今後も世界中のより多くの国で、商品ラインアップの拡充を図っていく」と述べた。

売上高成長率の見通しを上方修正

 自社の経営戦略への自信を深めたP&G幹部は、通期決算の既存事業売上高の成長率予測を、従来予測の1~3%から2~4%に上方修正した。多くの企業が経費削減の徹底を業績改善の頼みの綱とする中、アナリストらは、P&Gの業績予測や成長力を概ね好意的に評価している。

 米証券会社オッペンハイマー(OPY)のジョセフ・アルトベロ氏は調査リポートで、「困難な環境でも成果を上げる実力と、大幅な増益効果をもたらすコスト構造の改革には大いに期待が持てる」と述べ、P&G株の投資判断をこれまで通り「アウトパフォーム(市場平均以上)」とした。

 だが、言うまでもなく、P&Gには「まだ多くの課題が残っている」。

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