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米グーグルがM&Aを加速、次の買収先はどこ?

過去に失敗例もあるが、月1件のペースで買収目指す

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2009年11月6日(金)

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Douglas MacMillan (BusinessWeekスタッフライター、ニューヨーク)
米国時間2009年10月29日更新 「Targets for Google's Merger Machine

 起業家のマイク・カシディー氏は、自らがアドバイザー役を務めるベンチャー企業と米グーグル(GOOG)との間で買収交渉が進んでいたこともあり、グーグルの経営陣と協議の場を持ちたいと考えていた。そこで同氏が声をかけたのが、グーグルで企業開発担当副社長を務めるデビッド・ローウィー氏だ。連絡を受けたローウィー氏は、それからわずか3時間のうちに、グーグルの最高幹部3人のうちの1人を交えた会合のお膳立てを整えた。

 今、グーグル経営陣の動きが活発化している。中核のウェブ検索市場に復調の兆しが見える中、220億ドル(約1兆9800億円)という潤沢な現金を元手に、M&A(企業の合併・買収)のピッチを上げる計画だ。エリック・シュミットCEO(最高経営責任者)は10月15日の決算発表の席上、月1件のペースで買収を進める意向をアナリストらに明かした(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年10月15日「Google's Great Expectations」)。グーグルの株式公開以降に実施した買収が計32件で、しかもこの2年間はわずか5件(米トムソン・ロイター(TRI)のデータによる)にとどまることからすると、かなりの急加速と言える。

 グーグル本社で企業買収を統括する立場にあるのがローウィー氏だ。入社4年目の43歳で、マーケティングの責任者を務めた後、2007年から現職に就いている。起業家としての経験も豊富で、カナダのベンチャー投資企業モザイク・ベンチャー・パートナーズを立ち上げた経歴を持ち、買収先企業からの人望も厚い。

 冒頭で紹介したカシディー氏は、「(ローウィー氏)本人に現場での経験があることから、ベンチャーの連中と話が通じる」と語る。実は、両氏は、米バイアコム(VIA)傘下となったオンラインゲームサイト「Xfire(Xファイアー)」を共に創業した間柄だ。グーグルのM&A責任者として、ローウィー氏の俊敏な動きには高い評価が集まっている。

 「すぐに意思を決定し、短時間で分析し、素早く実行する。何週間というスパンではなく、何時間という単位で話が進む」と、グーグルの元幹部(現在も同社と関係があるとの理由で匿名を希望)は同氏を評する。

リアルタイム検索の分野で買収を画策か

 M&Aで事業の拡大と技術革新を図る企業にとって、スピードは命だ。米国のハイテク業界におけるM&Aの総額は、今年第1四半期に31億ドル(約2790億円)だったのが、第3四半期は98億ドル(約8820億円)へと急増した。英プライスウォーターハウスクーパースのトランザクション・サービスのパートナー、ロブ・フィッシャー氏によれば、第4四半期には200億ドル(約1兆8000億円)に達する可能性もあるという。

 ローウィー氏は、個人的には検索、広告、モバイルサービス分野を優先しているとしつつも、網は広く張っていると話す。「基本的には、インターネットのすべての領域に目を配っている」と語る同氏は、具体的な対象については明言を避けた。だが、アナリストや関係筋の話によると、グーグルは、検索分野に最も注目しているようだ。

 英証券・金融大手コリンズ・スチュワート(CLST.L)のアナリスト、サンディープ・アガーワル氏は、「米マイクロソフト(MSFT)からの追い上げは強まっているし、検索の守備範囲も大きく拡大しつつある。そんな中、グーグルは、中核の検索分野で積極的な買収策に出るのではないか」と話す。

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