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中国でトヨタ、ホンダの死角突く

巨大“商用車市場”を攻める日産、低価格「現地ブランド車」も投入

2009年11月9日(月)

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 「三国志」に登場する名軍師として知られる諸葛亮(孔明)。蜀の劉備が「三顧の礼」で諸葛亮を家臣として迎えたエピソードは有名だ。この舞台となったのが、中国湖北省の襄樊(ジョハン)市(三国志時代の地名は「襄陽」)である。

 同市の郊外に日産自動車の中国合弁、東風汽車有限公司の小型トラック工場はある。

巨大なプレス機が鋼板を打ち抜いて、金属部品に加工していく
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 ガッシャン、ガッシャン、ガッシャン…。航空機の格納庫のような建屋の中では、巨大なプレス機がひっきりなしに鋼板を打ち抜いて、金属部品に加工していく。こうした部品が生産ラインで次々に組み立てられ、大きなトラックが完成していく様子は圧巻だ。

 同工場で、今まさに生産立ち上げの最終段階に入っているのが、小型トラックの「F91A」。日本で「アトラス」と呼ばれている1トンクラスの小型トラックで、海外では「キャブスター」ブランドで販売している。11月12日に中国市場で新たに投入する。

 F91Aは当初、年間1万2000台の生産体制を目指す。日産はF91Aの生産規模を早期に2万台に引き上げ、その後は輸出を含めて5万台に増やそうという野心的な計画も持っている。

銀色に輝くトラックのボディーが生産ラインで次々に組み立てられていく
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 生産規模を拡大し、中国で部品調達の現地化を進めることで、これまでにないコスト削減の実現を目指す。

 「中国では手頃な価格の商用車が求められている。成長著しい内陸部や農村部では、小型トラックなどの販売をまだまだ伸ばせる」。東風汽車の中村公泰総裁は意欲的だ。

商用車の伸び率は乗用車を凌駕

 なぜ商用車に力を入れるのか。中国は、米国を抜き世界最大の自動車市場に躍進しつつある。とりわけ乗用車に注目が集まっており、日本勢ではトヨタ自動車やホンダが先行している。乗用車の合弁設立は2003年と遅かった日産だったが、最近は2社を猛烈に追い上げている。

 中国政府の減税対象となる排気量1600cc以下で豊富な車種を揃えていることや、内陸部に強い販売ネットワークが奏功した。日産は乗用車で、トヨタやホンダに迫るまでにシェアを伸ばしている。

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「中国でトヨタ、ホンダの死角突く」の著者

山崎 良兵

山崎 良兵(やまざき・りょうへい)

日経ビジネス記者

日経ビジネス編集部、ニューヨーク支局、日本経済新聞証券部を経て、2013年1月から日経ビジネス編集部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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