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テロリストは“広域指定暴力団”

活気ある繁華街を作ればいなくなる、という幻想

  • 吉田鈴香

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2009年11月11日(水)

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 民主党政権になって、やはり選挙前から懸念されていた通り、外交と防衛が非常に危うい様相を見せている。

 普天間基地移転問題、米国抜きの東アジア共同体構想、「米国との対等な関係構築」発言など、閣内不一致な発言が閣僚から相次いだり、総理自身からよく分からない構想が打ち上げられたり。

 そのたびに、国民も官僚もほかの民主党の国会議員すらも「鳩山総理の真意はどこにあるのか?」と、戸惑う。鳩山政権とオバマ政権とのギクシャクは相当なボルテージに上がっているように見える。

 このような状況下、オバマ米国大統領が今月13日に来日する。バラク・オバマ大統領と鳩山由紀夫総理は生産的な話し合いができるのだろうかと、案じられる。民主党政権の最大の問題は、「何を守りたいのか」「何が国益か」が全く見えないことにある。否、検討すらもしていない。

当たっていた不安

 選挙前、筆者は「シリーズ政界ガラガラポン」を連載し、次期政権を担うであろう民主党に対して抱く期待と不安要素を挙げた。

 前回のみんなの党代表、渡辺喜美氏のインタビュー後、筆者はそれらコラムを読み返してみた。すると、当たっていた期待と、外れた部分(自民党政権より悪くなった部分を含む)があることが分かった。

 以下、短く書き出してみる。

■予想通りだった点
外部の知識層、財界、政界、学術界などにブレーンがいないこと
内部にも外部にも人材がいない
民主党のマニフェストは骨格なしの生活者対策
ばら撒き(子ども手当て、戸別補償、高速道路無料化など)
CO2の25%削減目標
靖国問題無視
   
■実現せず、期待外れだった点
ポリティカル・アポインティー(政治任用)
人材公募
参加型民主主義の実現
“冷戦”からの脱却を成し遂げるため、安全保障の構造と意味を国民に問い、刷新する
非核三原則の見直し
社会保障番号と納税者番号の導入
金融規制改革(時価会計、マクロプルーデンス、流動性)
平和主義の再定義
日本の立ち位置を明確にする
誇りを持って住める国作りのために、哲学と構想力を提示
小沢一郎前代表を国連大使に任命
高校の義務教育化

 「策」に相当する部分では、「マニフェストで約束したから」という理由で実行に移しているが、国民が聞きたい民主党政権らしい大きな構想、哲学がさっぱり不明だ。

 誰も期待していなかった「東アジア共同体」構想が突如表され、しかもその内容が皆目分からない。ぱらぱらと「米国抜き」「友愛」の言葉が飛び出すが、対外的な仕事をしている人々は民間人も米国人から関連する質問をされて、困ったことがあるだろう。

 霞が関では非公式にタスクフォースが組成され検討が始まっているようである。しかし、それとて、哲学がはっきりしない中では方向性も見えないことだろう。

 鳩山総理以下、民主党政権は、「何を守りたいのか」「何が国益か」を、過去の経緯に囚われずに、きちんと検討して、その上で結論を出さねばならない。

喫緊の課題はアフガニスタン支援

 さて、オバマ大統領の来日に当たって、大統領との話し合いの争点の1つは、アフガニスタン支援である。50億ドル(約4500億円)程度を5年間続けてアフガニスタンのために使うと、岡田外相は明言した。

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