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トヨタ、コスト削減効果で黒字転換

さらなる回復のため、緊急収益改善の目標を1兆2500億円に増額

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2009年11月13日(金)

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Ian Rowley (BusinessWeek誌、東京支局特派員)
米国時間2009年11月5日更新 「Toyota's Cost-Cutting Restores Profits

 トヨタ自動車(TM)の豊田章男社長は、昨秋のリーマンショック後の自動車販売の落ち込みを、「100年に1度」の危機と呼んだ。そして、トヨタは2008年度(2009年3月期)決算で、60年ぶりの通期赤字に転落した(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2009年5月14日「トヨタ、予想以上の業績悪化」)。

 だが、それからわずか半年後の11月5日、トヨタは7~9月期決算で、辛うじて218億円の純利益を達成したと発表した。

 トヨタの黒字達成は予想外のものだったが、トヨタの決算以前にも、2008年末以降の自動車販売の急激な落ち込みと円高の同時進行によって大きな打撃を受けてきた国内自動車各社の間では、予想を上回る好調な四半期決算の報告が続いていた。

 トヨタの強力なライバルでは、日産自動車(NSANY)が11月4日、2010年3月期の最終損益見通しを1700億円の赤字から400億円の赤字へ上方修正(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2009年11月11日「日産、その強気姿勢にアナリストから懸念も」)。ホンダ(HMC)も10月27日、2010年3月期の純利益見通しを従来予想の約3倍の1700億円に上方修正した(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年10月27日「Resilient Honda triples earnings forecast」)。

 日本の自動車メーカーの経営の健全性を憂慮してきた人々には、トヨタの黒字達成はある意味、最も心強い出来事と言えるだろう。何しろ、世界最大の自動車メーカーであるトヨタは、ライバルに比べ業績回復が遅れていると見られてきたのだ。

 例えば、トヨタは決算発表前日の11月4日になってようやく、経済環境の悪化を理由に自動車レースの最高峰フォーミュラ・ワン(F1)からの撤退を発表した。これに対しホンダは、約1年前に同様の理由でF1撤退を決めており、既に1年分のF1経費を削減している。

 また、トヨタはここ10年、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)から世界最大の自動車メーカーの座を奪うという悲願達成のため、事業拡大を急ぎすぎてきた、と批判する向きもある(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2009年2月4日「トヨタ、“聖域なき”経費削減」)。

通期での黒字達成の可能性も

 今回の四半期決算を見ると、トヨタはホンダに比べて状況への対応が鈍く、収益性も悪いようだ。だが、少なくとも予定を上回るペースで回復してきている。トヨタは慎重な姿勢を崩しておらず、2010年3月期の業績予想を依然として赤字としているものの、トヨタが通期での最終黒字を達成する可能性は残っている。

 トヨタの一丸陽一郎副社長は東京での記者会見で、「世界の自動車需要の見通しは依然として不透明」と、冷静な見方を示した。

 トヨタは通期の純損益予想を、従来の4500億円の赤字から2000億円の赤字に上方修正したが、アナリストらは、この見通しもまだ控えめと見ている。

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