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オバマ米大統領の訪中、その成果は?

中国は貿易問題で強硬な態度

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2009年11月25日(水)

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Dexter Roberts (BusinessWeek誌北京支局長、アジアニュース担当エディター)
米国時間2009年11月17日更新 「Obama's China Visit Yields Little Progress

 11月17日、中国の胡錦濤国家主席は、北京の広大な人民大会堂でバラク・オバマ米大統領と会談。胡主席は両国の協調関係を演出し、米中が広範な共通認識を共有していることを印象付けようとした。地球温暖化問題や核拡散防止をはじめ、「人類の平和や安定、繁栄にとって重要な数々の問題で協力することは、両国共通の国益であり、米中は幅広く認識を共有している」と、胡主席は真剣な表情で語った。

 オバマ大統領も、米中の共通の立場を強調。「米中関係が両国の将来にこれまで以上に重要となる中、米中首脳がここ中国で、直接会談を行った」と訪中の意義をアピールした。

 米中首脳は長文の共同声明を発表。農業や世界規模の公衆衛生問題、テロ対策のほか、交換留学の促進や軍事協力の強化などで米中が連携する意向を表明した。

 だが問題は、オバマ大統領の訪中が米中間の経済的な相互利益を印象づけたどころか、世界貿易の促進や米中の貿易不均衡是正などについて、米中間の意見の隔たりを浮き彫りにした点だ。

 米国の2009年第1~3四半期(1~9月期)の対中貿易赤字は1658億ドル(約14兆8000億円)で、世界的な不況の影響により、前年同期比16%減となっている。ところが月間での対中貿易赤字は、8月の200億ドル(約1兆8000億円)から、9月には220億ドル(約2兆円)に増加している。また、日本など、ほかの貿易相手国に対する貿易赤字と比べて、対中赤字の前年比の縮小幅は小幅にとどまっている。

貿易問題で強まる中国の強硬姿勢

 貿易面で、中国と米国の意向は大きく異なる。中国は米国の意向を無視して、アジアで様々な貿易協定を推進しており(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年11月12日「China's End Run Around the U.S.」)、中国はいずれ米国を抜き、アジアで最も経済的影響力を持つ国になるとの懸念が広がっている。

 近く世界第2位の経済大国となる見込みの中国は、米国の行動を保護貿易主義と非難する攻勢を強めている。実際、オバマ大統領が訪中し、上海から北京に移動している最中にも、中国商務省は、米国が自由貿易志向に反する政策を取っているとの対米批判を繰り広げていた。

 中国商務省の姚堅(ヤオ・ジエン)報道官は、シームレス鋼管や自動車タイヤなど、今年、米国が中国製品に対して発動した貿易規制措置10項目を引き合いに出し、「我々は常々、米国や欧米先進国を自由主義経済ととらえてきたが、今や保護主義的な面がうかがえる」と発言。姚報道官は、米国がハイテク製品の対中輸出を依然として規制している点も批判している。

 胡主席もオバマ大統領との共同記者会見で、貿易規制を問題として取り上げた。「米中両国はあらゆる保護主義を否定し、排除する必要がある」(胡主席)。

 公然と対米批判を始めた中国だが、米国の膨大な財政赤字や米ドルの下落に対しても強い懸念を表明している。

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