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買い物スタイルを変えた携帯型端末

コンテキストアウェア(状況認識)技術の進歩で双方向機能が強化

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2009年12月15日(火)

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Rachael King (BusinessWeek.com記者、サンフランシスコ)
米国時間2009年12月7日更新 「Smartphone Software Gets Smarter, More Interactive

 米マサチューセッツ州ニュートンに住む弁護士のエレン・タノウィッツさんは、自分のように節約志向が強く、働きながら子育てをする親にとっての強い味方を、近所のスーパーで見つけた。それさえあれば、買い物の間、子供を退屈させず、しかも時間とお金を簡単に節約できるのだ。

 その味方とは、携帯型端末だ。オランダの小売大手アホールド傘下の食品スーパー、米ストップ・アンド・ショップでは、購入する商品を買い物かごに入れる際、端末でスキャンするだけで、レジで長い列に並ぶ必要がなくなる。端末は顧客の購買履歴のほか、店内での現在位置も把握しており、その情報に基づいて、タノウィッツさんが購入しそうな商品の割引クーポンを提供する(例えば、タノウィッツ家はクリームチーズが大好きだ)。

 3人の子の母であるタノウィッツさんにとって最もありがたいのは、端末の使い方がとても簡単で楽しいため、買い物中に子供たちが退屈しないことだ。「子供たちはみんなこの端末を使うのが大好きで、いつも取り合いになるから、順番に使わせている」とタノウィッツさんは話す。

 タノウィッツさんが携帯端末で時間とお金の節約ができるようになったのは、買い物客の現在位置だけでなく、関心対象や購買傾向、さらには交友関係に至るまで、膨大な情報を収集するソフトウエア技術のおかげだ。

 この「コンテキストアウェア(状況認識)」と呼ばれる技術を使ったソフトウエアにより、スマートフォン(多機能携帯電話)などの携帯機器は、膨大なデータから有用な情報を抽出して利用者に提供できる。

 ストップ・アンド・ショップの携帯端末は、割引クーポンを提供してくれる。また、この技術を使えば、仕事仲間や見込み客に関する重要な情報を一覧表示することも可能だ。さらに、旅先で飲食店を探したり、車を駐車した駐車場内の位置を確認する場合にも役立つ。

 こうした技術を使って、GPS(全地球測位システム)衛星で人の現在位置を把握し、最新の交通情報や地図情報を提供することは、何年も前から行われていた。

 だが、IT技術を活用して人の現在位置をより幅広いコンテキスト情報と統合できるようになったのは、つい最近のことだ。米調査会社ガートナー(IT)の試算によると、「利用者コンテキスト情報」市場は、2012年までに120億ドル(約1兆円)規模に成長する見通しだ。

グーグルの双方向サービス「わたしの好きな場所」

 そして、この急速な市場拡大の恩恵を受けられそうな企業の筆頭が、米インターネット検索最大手グーグル(GOOG)だ。グーグルは既に、膨大な個人データやネット検索履歴の蓄積情報にアクセスしている。

 ガートナーのアン・ラプキン調査担当副社長は、「グーグルはほかのどの企業よりも多くの利用者情報を持っており、保有する情報を活用して利益をあげられる絶好の位置にある」と語る。

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