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企業のIT利用、発想を変えてコスト削減

従来型デスクトップPCを使う企業は少数派に?

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2010年1月13日(水)

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Rachael King (BusinessWeek.com記者、サンフランシスコ)
米国時間2010年1月4日更新 「Companies Seek Alternatives to the Old Desktop PC

 米コールセンター会社アイコア(本社:ニューヨーク)のパリクシット・アロラ技術担当副社長は、ある朝、会社で自分の端末が故障しているのに気づき、思い切った処置をした。

 故障した端末を自分で修理することも、IT(情報技術)部門の担当者に修理を頼むこともなく、あっさり廃棄したのだ。アロラ副社長は、「立ち上がらない端末の故障原因を調べようとは全く考えなかった。故障した端末は廃棄し、別の端末に交換した」と話す。

 従業員1万1000人を抱えるアイコアでは、従業員の端末が故障した場合も、通常同じように廃棄する。なぜこれほど端末に頓着しないのか。アイコアは2年前、社内にあった米パソコン大手デル(DELL)や米パソコン大手ヒューレット・パッカード(HP、HPQ)のデスクトップパソコンの大半を処分し、ハードディスクを搭載しない低コスト・機能限定型の小型端末に置き換えた。HP製で、「シンクライアント」と呼ばれるこの小型端末は、使い捨ての道具のような存在で、ほとんどの情報処理やデータ保管機能は、中核サーバーが担っている。

 アイコアのビカス・カプールCEO(最高経営責任者)は、「シンクライアントの端末は消耗品と考えている。端末の動作がおかしければ、別の端末に交換する」と語る。

 現在、アイコアの従業員の約75%がシンクライアントを使い、ファイルやソフトウエアは、端末以外の場所に保管している。従業員は端末が故障しても、新しい端末を入手し、すぐに業務を再開できる。

 アイコアの事例は、企業のIT利用の将来像と言えるかもしれない。これまでは、職場のIT機器の中心はノートパソコンやデスクトップパソコンであり、従業員が利用する端末の大部分を占めていた。だが最近は、別の選択肢を検討する企業が増えている。

IT機器の選択肢が、これまで以上に多様化

 コスト削減に向けてシンクライアントを試験的に導入する企業が増える一方、ネットブックに期待をかける企業もある。さらに、従業員がスマートフォン(多機能携帯電話)を業務で使用する機会も増えている。また、以前はアーティストや教育関係者向けの機種というイメージが強かった米電子機器大手アップルのパソコン「Mac(マック)」を導入する企業も増えてきている。

 米IT市場調査大手IDCのパーソナルコンピューティング部門の調査責任者、リチャード・シム氏は、「パソコンをはじめとするIT機器の選択肢が、これまで以上に多様化している」と指摘する。現在、同部門が調査対象とする端末機種の種別は、2008年の16種から約20種に増えている。

 多くの企業が幅広く支持する特定のIT機器が存在するわけではない。だが、企業が従来とは異なる選択肢を考慮するようになっているのは、IT利用に関する認識の変化を反映したものと言える。

 米IT市場調査大手フォレスター・リサーチ(FORR)によれば、Mac用OS(基本ソフト)を搭載している機種の企業での普及率は、2008年7月の約2.7%から、2009年3月には3.6%に増加しているという。

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