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シリコンバレーに不吉な影

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2010年1月20日(水)

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米シリコンバレーでオフィスビルの空きが目立ってきた。情報産業では多くの雇用が失われ、コスト削減する企業は多い。同地域はバブル末期との声も。回復には時間がかかりそうだ。

 15棟のエンパイアステートビルが、すべて空き家という状況を想像してみてほしい。延べ床面積は4300万平方フィート(*1)を超える。不動産会社には悪夢のような事態だが、事業用不動産サービスのシービー・リチャードエリス・グループによると、2009年第3四半期末時点でシリコンバレーの商業用不動産にはそれだけの空きがある。

 空室率はドット・コム・バブル崩壊直後の水準には達していないが、不動産オーナーの状況は当時より厳しいかもしれない。というのもバブル崩壊後、行き詰まったドット・コム企業の多くはスポンサーのベンチャーキャピタルを通じて家賃を払い続けたからだ。

 だが今、困難な時期を乗り越えたシリコンバレー企業は、既に前年の同時期より20%ほど下落した家賃から、さらに大幅な値引きを要求し、多くの場合はそれが通っている。

*1=1平方フィート=約0.09m2なので、約387万m2

失業率は過去20年で最高

 シリコンバレーの商業用不動産の競売率は、2010年に少なくとも前年の2倍に達するという予測もある。ニューヨークのリサーチ会社リアル・キャピタル・アナリティクスの試算では、競売処分される資産の総額は約15億ドルに上る。「こうした物件の多くは価値が半分になった。ひどい不況だ」。同社のダン・ファスロ氏は語る。

 カリフォルニア州の統計によると、IT(情報技術)産業ではここ1年で、建設業と鉱業に次ぐ数の雇用が失われた。サンノゼ、サニーベール、サンタクララなどシリコンバレー中心部の失業率は、昨年8月に過去20年で最高の12.1%に達し、11月もやや改善したとはいえ、11.8%にとどまる。

 コンピューター向け半導体、ソフトウエア、ハードウエアの販売が落ち込む中、米アプライド・マテリアルズ、サン・マイクロシステムズ、アドビシステムズは昨年10月以降、5000人以上の人員削減を打ち出した。ヒューレット・パッカードやシスコシステムズなどの勝ち組さえ、黒字を維持するため、ここ1年で雇用を削減した。

 一方、不動産開発会社は2007年以降、投機目的でオフィススペースを400万平方フィート(約36万m2)以上増やしてきた。ベンチャー企業が成熟するのに伴い、より高級なビルに移転すると踏んだのだ。リチャードエリスによると、現在シリコンバレーの最高級オフィススペースの21%が空室で、フレックススペースと呼ばれるオフィスにも工場にもなる低層ビルも20%が空いている。

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