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離職率70%、嫌ならさっさと辞める

採用活動あっぷあっぷ、人手不足に翻弄される日本企業

2010年3月23日(火)

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 「とにかく電話をかけまくれ!」
 春節(旧正月)も終わろうとする2月のある日、蘇州の工業団地にある日系の電機部品メーカーの人事部長の檄が飛んだ。

 春節明け、どれくらいのワーカー(工場作業員)が帰省先から戻ってくるか全く読めない。

食事も各種補助も充実させるが…

 この電機部品メーカーでは、春節前に、ワーカーに対し例年より少し多めのボーナスを支給し、中国人人事担当が、休暇が終わってもちゃんと帰ってくるよう、事前の説得をした。そしてワーカー一人ひとりの携帯電話番号を聞き出し、休暇も終わる頃、担当者が手分けして、電話をかけまくった。

 その甲斐あって、この工場のワーカーの帰還率は、80%とまずまずの水準となった。それでも「二直(1日2交代勤務)」が精一杯。単純計算で人員がその1.5倍必要になる「三直」までもっていくのは不可能だという。

 「ひやひやものでした」とこの人事部長は胸をなでおろす一方、「これからが、また大変です」と顔つきを引き締める。同じ工場団地内でのワーカーの引き抜きがあるからだ。

 日系企業同士では、お互いの足を引っ張るようなことはやめようという暗黙の協定ができている。しかし、自社のワーカーを引き留めるため、待遇改善は待ったなしだ。従業員食堂で出す食事の質を上げ、会社の補助を増やし個人負担を下げる、医療費に補助を出す、寮を提供するなどなど。

ブローカーの紹介料は1につき500元

 噂は速い。「あっちの工場の方が待遇が良いぞ」といった評判が立つと、ワーカーの“集団離職”が始まる。人材ブローカーも暗躍している。ワーカーを紹介すると、企業から1人につき500元(1元=約13円)の紹介料を取るのだ。

 上海のある電子部品工場では、昨年の離職率が70%にも上った(在籍していた従業員のうち、1年間で70%が辞めた)という。ちょっとでも職場に不満があれば、出社してこなくなる。もう、いくらでも職がある。嫌になったら別の工場に行けばいい、というわけだ。

 「これまでのツケが一度に押し寄せてきた、という感じですね」。上海に中国本社を置く機械メーカーの人事部長は言う。「ワーカーは使い捨て」という“常識”が覆った。特に、昨年の会社の対応がワーカーの会社に対する不信を決定的なものにしたのだという。

 ほぼ1年前、リーマンショックが吹き荒れ、いずれの工場も、生産は前年の3割、4割まで落ち込んでいた時期、春節は、「雇用調整」の絶好の機会だった。どこの工場でも、春節後の「帰還率」は60~70%前後という。春節後、追加採用をしなければ、放っておいても3~4割の人員削減になるのだ。

 多くの日本企業は、この数年、ワーカーの安定的な採用が難しくなってきつつあるのを感じ、ワーカーを安定的に確保するため、地方の高校や専門学校などを訪問し、自社への就職を働きかけていた。それが、リーマンショック後の昨年、手のひらを返すように、採用を中止してしまった。

コメント5件コメント/レビュー

中国人の社員は、生きることに命を賭けている。でも仕事には命賭けてない。中国では一個人の価値が低すぎて生きることに何の保障も無い。安月給で働かされて、会社の都合で退職金もなく微々たる補償金ですぐに辞めさせられる。生活保護はなく、社保も何の役にも立たない。もし病気にでもなったら、数ヶ月で辞めさせられる規則があなた方の現地子会社の社規に書いてある。思い立ったら即辞めるに決まってますよ。日本みたいに社員を一生面倒見るというなら、その代わり無償の忠誠を求めてもいいですけどね。福利厚生を向上させても根本的な解決にはならない。高い離職率を見越して、すぐに使えなくなる部品との意識で余裕を持って管理する必要がある。「人として飛んだりしない(連絡付かなくなること)」とかこのレベルの要求が、すでに中国人社員にしてみれば、割に合わない要求なのですよ。連絡付いて欲しかったら、一生面倒見ろと思ってますよ。日本人は何でも期待しすぎです。それが異なる文化の人々にとってどれほどの対価が必要であるかと一切理解せぬまま物を言う事が多すぎる。(2010/03/24)

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中国人の社員は、生きることに命を賭けている。でも仕事には命賭けてない。中国では一個人の価値が低すぎて生きることに何の保障も無い。安月給で働かされて、会社の都合で退職金もなく微々たる補償金ですぐに辞めさせられる。生活保護はなく、社保も何の役にも立たない。もし病気にでもなったら、数ヶ月で辞めさせられる規則があなた方の現地子会社の社規に書いてある。思い立ったら即辞めるに決まってますよ。日本みたいに社員を一生面倒見るというなら、その代わり無償の忠誠を求めてもいいですけどね。福利厚生を向上させても根本的な解決にはならない。高い離職率を見越して、すぐに使えなくなる部品との意識で余裕を持って管理する必要がある。「人として飛んだりしない(連絡付かなくなること)」とかこのレベルの要求が、すでに中国人社員にしてみれば、割に合わない要求なのですよ。連絡付いて欲しかったら、一生面倒見ろと思ってますよ。日本人は何でも期待しすぎです。それが異なる文化の人々にとってどれほどの対価が必要であるかと一切理解せぬまま物を言う事が多すぎる。(2010/03/24)

この記事のタイトルだけをみると、離職する中国人の従業員を批判一方的に批判していると感じる(著者の一貫した書き方だが)。しかし、日本企業つまり雇用者側の立場で考えるべきなことはなぜ従業員が辞めるのかということではないか。いつまでも安い労働力を買えるから、従業員の福祉、就労状況の改善を努力しない企業の経営者も責任を取るべきだと思う。(2010/03/24)

中国蘇州に住んでいる者です。同様にこういった記事に何回か投稿させていただいています。確かに労働力の確保が厳しいのはワーカーと言った処だけではなく、営業職の採用もかなり厳しくなっているようです。周りでは引き抜きというようなことも結構起きていますが、能力のある人は必ずお金で動こくとは限りません、中国の方はもっと遠い将来のこととかを考えており、家族や自分のモチベーションをきちんと考えています。もう中国は安い!中国人はみんな貧しい!ような考えを本当に止めた方がよろしいですね。現に私の周りの中国の方はほとんど年収1000万円を軽く超えてる人ばかりです、日本では果たしてどうでしょうか。考えせざるを得ません。(2010/03/23)

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