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「iPad」登場でネットブックの販売は頭打ちに?

業績悪化の恐れがあるパソコン各社は新タブレット機で対抗

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2010年4月8日(木)

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Cliff Edwards (BusinessWeek誌、サンフランシスコ支局記者)
米国時間2010年4月2日更新 「Netbook Sales Sag as the iPad Arrives

 米電子機器大手アップル(AAPL)の新型タブレット機「iPad(アイパッド)」の登場により、パソコン業界のネットブック人気が急激に冷え込んでいる。

 アップルのスティーブ・ジョブズCEO(最高経営責任者)は、近年人気を集めていた小型ノートパソコン“ネットブック”を見下す主張を、公然と口にしてきた。ジョブズCEOは1月27日、米サンフランシスコで開催したiPad発表記者会見で、「ネットブックには何の取り得もない。ただの安値のノートパソコンだ」と語った。

 パソコン各社は、消費者がジョブズCEOの考えに同調することを警戒し始めている。米IT(情報技術)市場調査大手IDCの調べによれば、2010年第1四半期(1~3月期)、ネットブックをはじめとする価格帯200~500ドル(約1万9000~4万7000円)の低価格ノートパソコンの販売の伸びは急激に鈍化したという。

 IDCは、第1四半期のネットブックの予測出荷台数を前年同期比33.6%増の480万台と発表。前年同期比872%増の360万台に急拡大した2009年第1四半期と比較して、売り上げの伸びは大きく鈍化する見通しだ。

 IDCのアナリスト、リチャード・シム氏は、「各社とも、ネットブックをパソコンとは異なるカテゴリの製品として位置づけようとしてきたが、消費者はネットブックを単なるパソコンの一種としか見ていない」と指摘する。

 ネットブックが抱える問題は販売鈍化だけにとどまらない。台湾の業界紙、電子時報(ディジタイムズ)の電子版は3月30日、ネットブック用LCD(液晶表示装置)のメーカーが受注減に伴い、生産量を減らしていると報じた。BusinessWeekは、米ヒューレット・パッカード(HP、HPQ)や米デル(DELL)、台湾のエイサー(宏碁電脳)などのパソコン大手に対し、ネットブックの在庫が増加傾向にあるかどうかを尋ねたが、返答は得られなかった。

次のヒット製品を模索するパソコンメーカー

 ネットブックの大半の機種に搭載されているCPU(中央演算処理装置)「Atom(アトム)」を生産するインテルの広報担当スージー・ラミレス氏は、パソコンメーカーからのAtom発注が減っているかどうかについてコメントを避け、「四半期ごとに状況は変わるが、最終的なネットブックの販売台数は数億台規模になると見ている」と回答した。

 一部パソコンメーカーはネットブックに見切りをつけ、携帯端末市場で次に消費者の関心をつかむ製品は何かを見定めようとしている。

 ソニー(SNE)の情報製品技術部門で、「VAIO(バイオ)」ブランドのデスクトップパソコンやノートパソコン、ネットブックの生産を統括するマイケル・アバリー上級副社長は、「ネットブックは新鮮さを失いつつある。ネットブックの大幅な販売増はいつまでも続かないことが明らかになる中、各社とも次に流行りそうな製品を模索している」と語る。

 ネットブックは2008年に米国で人気に火が付き、景気後退の痛手を受けた消費者が、性能は劣るものの値段が安いネットブックを選択して、販売が急増した(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2008年11月26日「ネットブック人気、メーカーには“痛し痒し”」)。だが、ネットブック購入者の多くは、品質の悪いキーボードや使い慣れない搭載OS(基本ソフト)、プログラムが動作しないなどの問題に、不満を感じている。

コメント2件コメント/レビュー

ネットブックを買って利用していた者として、ipadの革新性をyoutubeの映像で見て、とてもショックを覚えた。ミニノートやネットブックの代わりに仕事にどう利用できるかは、まだよくは分からないが、操作性や娯楽ソフトや趣味のソフトの利用、電子書籍としての利用、映像ソフトの利用から考えたら、個人使用のハードとしては、この方向に進化するしかないじゃないかという印象を持った。まだまだ発展途上ではあろうが、手元に置きたいと思わせるものがあった。日本のパソコン業界、くやしいが、今のままでは未来はない。(2010/05/05)

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ネットブックを買って利用していた者として、ipadの革新性をyoutubeの映像で見て、とてもショックを覚えた。ミニノートやネットブックの代わりに仕事にどう利用できるかは、まだよくは分からないが、操作性や娯楽ソフトや趣味のソフトの利用、電子書籍としての利用、映像ソフトの利用から考えたら、個人使用のハードとしては、この方向に進化するしかないじゃないかという印象を持った。まだまだ発展途上ではあろうが、手元に置きたいと思わせるものがあった。日本のパソコン業界、くやしいが、今のままでは未来はない。(2010/05/05)

iPadとiPhoneは電子書籍機能を前面に出さないで欲しい。汎用機に使われる液晶画面と電子書籍用に特化したキンドルなどの画面とでは読みやすさが全然違います。キンドルは紙媒体とほぼ変わらない読みやすさだけれど、汎用機液晶で長時間文字を読んでいるとやはり疲れてしまいます。そういう違いを知らない人が電子書籍を読み辛いなんて思ってしまっては、電子書籍市場にとってものすごいマイナスであると思います。(2010/04/08)

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