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「iPad」を分解してみた!

部品原価は1台259.6ドル、心臓部はサムスン電子製

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2010年4月10日(土)

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Arik Hesseldahl (BusinessWeek.com記者)
米国時間2010年4月7日更新「Apple iPad Components Cost At Least $259

 米電子機器大手アップル(AAPL)は、電子書籍や動画を楽しめる新型タブレット機「iPad(アイパッド)」を1月27日に発表、4月3日に米国で発売した。米市場調査会社アイサプライ(本社:カリフォルニア州エルセガンド)の分析によれば、新発売のiPadの部品原価は最も安いモデルで259.60ドル(約2万4000円)だという。

 アイサプライはiPadを分解してみて、タッチパネル液晶ディスプレーのコストを95ドル(約8900円)、アップルが設計して韓国のサムスン電子が生産したプロセッサーのコストを26.80ドル(約2500円)と推計した(各製品の分解調査関連記事=英文=はこちら)。

 アイサプライの分析によれば、最廉価モデルの記憶容量16ギガバイト(GB、ギガは10億)のiPadの原価率は、小売価格499ドル(約4万7000円)の52%で、スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン) 3GS」をはじめとするほかのアップル製品と同水準だという(BusinessWeek.comの記事を参照:2007年1月18日「What the iPhone Will Cost to Make」)。

 中価格モデルの32GB版iPadは小売価格599ドル(約5万6000円)のうち、部品コストが289.10ドル(約2万7000円)を占めている。高価格モデルの64GB版は小売価格699ドル(約6万5000円)で、部品コストは348.10ドル(約3万2000円)だという(アイサプライ調べ)。

 iPadの「分解調査」を指揮したアイサプライの主任アナリスト、アンドリュー・ラスワイラー氏は、部品コストの多くがiPadの操作性向上に充てられていると指摘。iPadの原価の4割以上が、「優れた視覚表示や、指による直感的な操作」(同氏)にかかわる、タッチパネルなどのユーザーインターフェース関連部品に使われている。端末背面の独特なアルミ筐体の部品コストは約10.50ドル(約1000円)だという。

 アップルの広報担当ナタリー・ハリソン氏は、アイサプライの調査結果についてコメントを避けた。

予想以上に多くのチップを搭載

 調査各社はデジタル家電製品のいわゆる「分解調査」を行い、部品の価格や製造元を分析し、製品の利益率を推計している。ソフトウエア開発費や広告費、特許使用料、輸送費など、把握が難しいコストは計算に含まれていない。2月、アイサプライはiPadの最廉価版の部品原価を219.35ドル(約2万円)と試算していた(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2010年2月17日「『iPad』を“仮想分解”してみた」)。

 アイサプライは今回実際にiPadの分解調査を行い、9.7インチの液晶ディスプレーの操作性を向上させるため、iPadには予想以上に多くの半導体チップが搭載されていることを突き止めた。例えば、タッチパネル制御用に3つのチップが組み込まれており、「iPadの端末サイズから考えると、搭載されているチップの数は予想外に多い」(ラスワイラー氏)。

 ラスワイラー氏は、アップルは将来的には、iPadの多くの電子部品を集積化して、ディスプレー部に一体化する設計変更を行う可能性もあると予想する。「いずれ、iPadの機能実現に必要なチップ数は大幅に減るだろう」(同氏)。

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