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イスラエルのテバ、東アジアの経口避妊薬市場を狙う

後発医薬品で独バイエルに挑戦

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2010年4月23日(金)

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Naomi Kresge (Bloomberg記者)
米国時間2010年4月15日更新 「As the Pill Turns 50, a Rivalry Heats Up

 独製薬大手バイエルの小さな白い経口避妊薬が「性の革命」を起こしてから、今年5月で50周年を迎える。後に「ピル」と呼ばれるようになったこの避妊薬は、1960年に米食品医薬品局(FDA)の承認を受け、翌61年には欧州で発売された。

 以来、バイエルは、薬の成分を微妙に変えて特許を延長させ、数十年にわたり避妊薬で多額の利益を上げてきた。安いジェネリック薬(後発医薬品)が世界の避妊薬市場に出回るようになった2009年でも、同社の経口避妊薬「ヤズ」と「ヤスミン」は、約17億ドル(約1600億円)を稼ぎ出した。

 だがそのバイエルが、今、かつてなく熾烈な競争にさらされようとしている。

 周囲のエサを食べ尽くすテレビゲーム「パックマン」のキャラクターのように、中小医薬品メーカーを次々と買収しているイスラエルのジェネリック医薬品大手テバファーマスーティカル・インダストリーズ(TEVA)は、2012年にも女性用医薬品の年間売上高を現在の3倍の10億ドル(約930億円)に増やすという目標を打ち出している。この目標を達成するには売上高を6億5000万ドル(約610億円)上積みする必要があるため、テバは今後、買収によって避妊薬事業を強化する可能性が高い。

 テバのシュロモ・ヤナイCEO(最高経営責任者)は4月、アナリストらに対し、具体名は挙げなかったものの、複数の候補について買収を検討中だと語った。

 23年間にわたって製薬業界の動向を調査してきた英ロンドンの独立系アナリスト、フランシス・クラウド氏は、テバが米製薬大手メルク(MRK)や米製薬大手アボット・ラボラトリーズ(ABT)の女性用医薬品事業の買収に乗り出す可能性があると見ている。

 テバ北米法人のビル・マースCEOは、「当社はあらゆる可能性を排除しない」と述べている。

 テバは2008年、(性交渉の翌日に服用しても避妊の効果が得られるため)モーニングアフターピルと呼ばれている緊急経口避妊薬「プランB」のメーカー、米ジェネリック医薬品大手バー・ファーマスーティカルズを74億ドル(約6900億円)で買収した。今年3月には、独ジェネリック医薬品大手ラチオファームを50億ドル(約4700億円)弱で買収し、欧州での事業基盤を強化している。

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