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アップル、AMD製CPUの採用に動く?

MacのCPU供給元がインテル以外に広がる可能性

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2010年5月11日(火)

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Arik Hesseldahl (Bloomberg Businessweek記者)
米国時間2010年5月4日更新 「Why Apple May Include AMD's Chips in Its Lineup

 米電子機器大手アップル(AAPL)をめぐっては、いくつもの噂が取りざたされているが、なかには今度こそ本当に実現するのではないかと思えるものもある。その1つが、同社が米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)製品の採用に動き、同社パソコン「Mac(マック)」にAMDのCPUを搭載する、というものだ。

 これが現実となる日は意外に早く、2011年の上半期には実現するかもしれない。AMDは今年の年末に向けて、次世代プロセッサー「Fusion(フュージョン)」の開発を進めている。フュージョンはCPU(中央演算装置)とGPU(画像処理用チップ)を1つのプロセッサーに統合し、高速処理を可能にした単一の製品だ。アップルが米半導体大手インテル(INTC)のCPUのみをマックに搭載するという数年来の路線を捨て、フュージョンの採用へと舵を切った場合、その高い画像処理能力を様々なアプリケーションで生かしつつ、部品の小型化や省電力化というメリットを享受できる。AMDにとっては製品設計のうえで重要な成果となり、マーケティング的にも大きなプラスとなる。

 可能性として考えられるのは、小型パソコン「Mac Mini(マックミニ)」やノートパソコン「MacBook(マックブック)」、同「MacBook Pro(マックブック・プロ)」の13インチモデルなど、一部の機種にAMD製チップを採用するというシナリオだ。米市場調査会社インスタットのアナリスト、ジム・マグレガー氏は、「アップルのパソコンにAMDのチップが搭載される可能性は十二分にある。利用可能なすべての選択肢をアップルが真剣に検討しないということは、あり得ない」と話す。

Macの下位モデルに採用か

 AMDのCPUは、米デル(DELL)、米ヒューレット・パッカード(HPQ)、台湾のエイサー(宏碁電脳)や東芝など、大手パソコンメーカー各社も一部のモデルで採用している。

 アップルの一連のパソコン製品の中でフュージョンが搭載される可能性が高いのは、下位モデルの機種だろう。候補の1つとして考えられるのは、ティッシュペーパーの箱ほどの超小型デスクトップパソコン「マックミニ」で、現行機の価格は599ドル(日本では6万2900円)からだ。また、フュージョンのモバイル版は、マックブックの低価格モデルにも適合しそうだ。あるいは、性能的に見合うようなら、超薄型ノートパソコン「MacBook Air(マックブック・エア)」への搭載も検討に値する。米市場調査会社インサイト64の主席アナリスト、ネイサン・ブルックウッド氏は、「フュージョンは低コストかつ低消費電力で、卓越したグラフィック処理能力を備えた設計だ。これに対抗できる製品はインテルからは出そうにない」と話す。

 実を言えば、アップル製品には既にAMDのチップが使われている。デスクトップパソコン「iMac(アイマック)」と「Mac Pro(マックプロ)」の一部機種に、AMDのグラフィック処理チップ「ATI Radeon(ATIレイディオン)」が搭載されているのだ。

 アップルとAMDのいずれからも正式なコメントは得られなかったが、両社の製品計画について調査してきたアナリストらによると、ほかの大手パソコンメーカーと同様、インテルに続く第2のCPU調達元としてアップルがAMDを採用するのは時間の問題だという。

 アップルへのCPU供給はAMDにとって追い風になる。米調査会社マーキュリー・リサーチの代表を務めるアナリスト、ディーン・マッカロン氏によると、パソコンおよびサーバー向けチップ市場での世界シェアで、インテルは82%を占めるのに対し、AMDはわずか18%に過ぎない。AMDが2006年にグラフィックチップ製造のATIテクノロジーズを買収したことも、AMDとアップルの提携が実現すれば、大きな意義があったと言えよう。

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