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日系アメリカ人の日本観

4世や5世が架ける日米間の新橋

  • 水野 博泰

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2010年5月24日(月)

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 日米関係にすきま風が吹いている。

 安全保障面はもちろん、経済面でも強く結びついてきた両国関係は、今後どうあるべきか。日米関係に詳しい識者、財界人に聞いた。

 4回目は、米日カウンシル代表のアイリーン・ヒラノ氏。2008年5月にダニエル・イノウエ上院議員と結婚。日系2世の目から現在の日米関係がどう見えるのかを聞いた。

(聞き手は、ニューヨーク支局=水野 博泰)

アイリーン・ヒラノ氏、
米日カウンシル代表
米カリフォルニア州ロサンゼルス市の全米日系人博物館の創設に携わり、20年間にわたって館長を務める。ダニエル・イノウエ上院議員との結婚を機に館長職を辞し、2009年4月から現職。日系人博物館時代に立ち上げた「日系アメリカ人リーダー訪日プログラム」を引き継いだ。南カリフォルニア大学で行政学学士・修士号を取得。日系2世。

 ── 日系アメリカ人から見て、今の日米関係の状態をどう思いますか。

 ヒラノ 21世紀の米日関係をしっかりとしたものにすることはとても大切です。安全保障だけではなく、経済や企業活動の分野でこそ行動することが必要です。そのために、「米日カウンシル」を立ち上げました。米日関係をより良いものにするために、日系アメリカ人、特にリーダー的な存在で影響力を持つ人たちを積極的に巻き込んでいくべきだと考えました。

 どのような「関係」でも、問題に直面する時期はあるものです。米日関係もそんな時に差し掛かっています。人と人の関係作りが大切なのは、困難な時にこそ必要になるものだからです。

 日系アメリカ人は、第2次世界大戦後、米日関係に重要な役割を果たしてきたとは必ずしも言えません。もちろん、事業面や社会面で尽力した人たちはいました。でも、全体的に見ると、日系アメリカ人の中で地位が高く、指導的な立場にある人ほど米日関係に関わるのを避ける傾向があったのです。歴史的に複雑な理由がその背景にあります。

 しかし、そうした状況は変えるべきです。現在とこれからの世代のために。

日本に特別なこだわりを持たない日系4世、5世

 ── 日系アメリカ人の日本観は、世代を重ねるにつれて変わってきているのですか。

 ヒラノ ええ、その通りです。日系4世とか5世といった若い世代は、日本と関わることに対するためらいや嫌悪感というものがありません。彼らはほかの多くの若いアメリカ人と同様に、日本のアニメや家電製品などに触れて育ち、「日本ってどんな国かな」と何のこだわりもなく思うのです。

 しかし、それが日本に対する「興味」だとは限りません。オープンですが、「自分の先祖の国だから」という意識はあまりありません。

 日系アメリカ人と言っても、人種構成はとても複雑なのです。祖先が日本人やアメリカ人とは限りません。彼らはどこに旅行するのか、どこで学ぶのか、どの国に留学するのかという点で多様な選択肢を持っています。ですから、その中でも特に日本に興味を持つ若い世代がいるのなら、ぜひとも日本とつながる機会を作って後押しをしてあげたいのです。

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