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実業家か投機家か、進路に悩む二世経営者

高学歴だが経験不足、事業環境の変化も重圧に

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2010年6月11日(金)

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玩資本or做実業 温州"富二代"生態

経済観察報記者 陳周錫 

 中国の民営資本のメッカとして名高い浙江省温州市。父親が一代で築いたオーナー企業の二世経営者たちは、“富二代(金持ちの二代目)”と呼ばれている。過当競争や政府の規制で実業の利益率が下がる中、“富二代”たちは家族企業の経営を継ぐべきか、投資業界など実業以外に活路を見いだすべきか、頭を悩ませている。

 門番 「どなたをお訪ねですか?」

 記者 「邵社長をお願いします」

 門番 「大旦那ですか、若旦那ですか?」

 記者 「若旦那の方です」

 門番 「若旦那は昨晩12時過ぎまで仕事していたのに、今朝もとっくに出社していますよ」

 温州の海螺グループの本社を朝9時に訪ねると、門番は記者にそう言った。“大旦那”とは海螺グループ董事長(会長に相当)の邵奇星、“若旦那”とは彼の息子の邵少卿のことだ。海螺グループは1991年に創業し、雨傘、バイオテクノロジー、調味料の3分野で手広く事業を展開している。浙江省の有力民営企業の1つである。

父親が築いた事業を継ぐ重圧

 邵少卿のオフィスは本社の2階にあり、部屋のドアには「総経理(社長に相当)」という札がかかっていた。一方、彼の名刺に印刷されている肩書きは、グループの主要子会社の1つである豪普森生物識別応用のCEO(最高経営責任者)だ。この会社は2005年10月に発足し、指紋認識技術で鍵を開閉する金庫やドアを製造している。

 今年26歳の邵少卿は、高校卒業後に英国に留学し、経営管理と心理学を学んだ。2007年に帰国すると、最初はグループの不動産子会社で中古マンションの営業マン、続いて調味料の工場で現場作業員として半年間の下積みを経験した。その後、グループの人事管理部門に配属され、2008年末から豪普森生物識別応用の経営を任されている。

 ひとり息子の彼は、いずれグループを継がなければならない運命にある。父親は息子にプレッシャーを与えすぎないよう気を配りつつ、後継ぎとして教育したいと望んでいる。

 「自分はどちらかと言えば実業をやりたい」。そう邵少卿は言う。これは彼が育った家庭環境と無縁ではない。父親はいつも自宅に友人を呼んでは商売の話をし、家族との食事の時も商売のことばかり語っていた。邵少卿は子供の頃から商家の空気をいっぱいに吸って成長したのだ。

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