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ロボットと人間の共存、新時代へ

職場にロボットがやって来ても、もう怖くない!

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2010年6月11日(金)

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Rachael King (Bloomberg Businessweek記者、サンフランシスコ)
米国時間2010年6月1日更新 「Soon, That Nearby Worker Might Be a Robot

 米シリコンバレー地域の民間医療機関エルカミノ病院(カリフォルニア州マウンテンビュー)で窓口業務を担当するリンダ・ムニスさんの新しい同僚は、配送用ロボットだ。つい先日の朝も、ナースステーションにこのロボットがやってきて、上品な女性の声で自らの到着をムニスさんに告げた。

 ムニスさんが「タグエット」という愛称で呼ぶこのロボットは、米ロボットメーカー、エイソンが開発した「タグ」という配送用ロボットで、病院内で食事や薬、検体などの運搬を担っている。女性的なのは声だけで、外見は巨大な掃除機に戸棚を付けたような姿だ。ムニスさんがタグエットの戸棚から自分宛の荷物を取り出し、緑色のボタンを押すと、タグエットは次の配送先に向かった。

 ロボットは数十年前から使われてきたが、もっぱら製造施設での利用で、人間が行うには危険な業務の代行に限られていた。

 産業用ロボットの利用拡大を促進する米業界団体、ロボット工業会(RIA、ミシガン州アナーバー)のジェフ・バーンスタイン専務理事は、「これまで、大型ロボットは隔離された環境で使用されることが多かった。だが現在では、人間と一緒の環境で働けるように、ロボットの基本的な安全性を強化する動きが広がっている」と語る。

 高度なセンサーや安全技術の向上により、人に危害を与えないように設計されたロボットが、工場以外の場所でも使われるようになってきている。ロボットと従業員が連携して働く場面が増える中(Bloomberg Businessweekの記事を参照:2007年8月20日「I, Robot」)、ロボットメーカーはロボットと一緒に働く従業員の不安に配慮し、ロボットに愛嬌を持たせて、従業員の抵抗感を和らげようとしている。

 米市場調査会社ABIリサーチのラリー・フィッシャー調査部長は、「米国には、職場へのロボット導入を拒もうとする風土がある」と指摘。ロボットと人の共存に抵抗感が少ない日本人と違い、米国人は米人気映画「ターミネーター」などの文化的影響で、ロボットに対して恐怖感を抱いているという。「誰も、ターミネーターのようなロボットに職場に入って来て欲しいとは思わない」(フィッシャー調査部長)。

暗闇でも働けるし、CO2排出削減にも貢献する

 ロボットの導入にあたって、さらにネックとなるのが価格だ。オフィス向けテレビ会議用ロボットは1体数十万円以上するが、企業にとって、それだけの金額に見合う投資効果があるかどうかはまだ不明だ。

 ロボットの安全性向上に伴い、多くの企業が、従来は使わなかった場所でのロボット活用に乗り出している。米インテリア雑貨チェーン大手クレート・アンド・バレルや米ベビー用品インターネット通販会社ダイパーズ・ドット・コム、米カジュアル衣料小売大手ギャップ(GAP、GPS)などは、倉庫で注文品を素早く運び出すために、米ロボット物流システム会社キーバ・システムズなどからロボットを導入している。

コメント2件コメント/レビュー

アメリカ人がロボットを嫌がるのは「ターミネーター」(などのような作品)の影響なんですかね?私は、てっきり、宗教的なものかと思ってました。(2010/06/11)

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

アメリカ人がロボットを嫌がるのは「ターミネーター」(などのような作品)の影響なんですかね?私は、てっきり、宗教的なものかと思ってました。(2010/06/11)

Aethon 社の Tug ロボットについては別の意味で脅威を感じます。日本のロボットはあまりにも高性能を追究しすぎて、このようなシンプルな機能で販路を開拓するという戦略を取っていません。これだけシンプルな機能だと、中国が真似をしてくるのは時間の問題だと思います。規模の面で市場を席巻されたら、日本の会社が中国製のロボットに占領されるという未来が待っている、そう悲観してしまいます。(2010/06/11)

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