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企業のクラウド利用、不安の行方

懸念のセキュリティー問題はいずれ解消する?

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2010年6月24日(木)

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Arik Hesseldahl (Bloomberg Businessweek記者)
米国時間2010年6月17日更新 「Businesses Confront the Cloud Security Threat

 ベッド数1800床の米医療法人オーランド・ヘルスのリック・スクーラーCIO(最高情報責任者)は、米議会図書館が所蔵する文書の3倍以上の情報量に匹敵する180テラバイト(TB)の医療画像データの管理責任を負っている。スクーラーCIOは、「今後3年以内に、管理するデータ量が300TB以上に達する見通しだ」と語る。

 これだけの量のデータ管理には膨大なコストがかかる。ストレージ機器の費用のほか、空調管理にも多額の費用がかかる。スクーラーCIOは経費を抑えるため、米セキュリティーソフトウエア大手シマンテック(SYMC)のオンラインストレージサービスを試験的に利用してみた。同CIOによれば、オンラインストレージを利用すれば、現在「数十万ドル(数千万円)」かかっているストレージ費用を20~25%削減できる可能性もあるという。

 オーランド・ヘルスだけでなく、こうしたオンラインサービスを利用する事業者は増えている。インターネット経由で、ストレージやデータ管理などを外部のサイト上で行うこうしたサービスは「クラウドコンピューティング」と呼ばれ、米インターネット通販大手アマゾン・ドット・コム(AMZN)や米ソフトウエア大手マイクロソフト(MSFT)、米インターネット検索大手グーグル(GOOG)など、様々な企業がサービスを提供している。

 クラウドコンピューティングは急速に普及しつつある。米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)と米証券会社パイパー・ジャフレーの調べによれば、クラウド型アプリケーションの販売成長率は、従来型アプリケーションの5倍の伸びを見せているという。

 米資産運用会社RCMキャピタル・マネジメントのマネジングディレクター、ウォルター・C・プライス氏は、「今後20年間で、クラウドはパソコンの登場と同じぐらい大きな影響をIT(情報技術)の世界にもたらすだろう」と見ている。RCMキャピタルは、米顧客情報管理(CRM)ソフト大手セールスフォース・ドットコム(CRM)の株式58万3000株と、米人事管理ソフト大手サクセスファクターズ(SFSF)の株式110万株を保有している(ブルームバーグ・データ調べ)。この2社はともに、クラウド環境でのオンデマンド型サービス(SaaS)に特化したソフト会社だ。

クラウドの一番の懸念はセキュリティー

 それでも多くの企業は、重要なデータ処理を外部のクラウド環境で行うことにいまだに不安を抱いている。

 米パソコン大手ヒューレット・パッカード(HP、HPQ)のマーク・ハードCEO(最高経営責任者)は昨年10月に米フロリダ州オーランドで講演し、「クラウドサービスは極めて魅力的な事業だが、いくつもの克服すべき課題がある。ファイアーウォールの外側の100%安全とは言えない環境に当社が重要なデータを置くことはないだろう」と述べた。

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