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日米関係はそれほどヤワじゃない

ジャパン・ソサエティー新会長は「再建王」

  • 水野 博泰

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2010年7月12日(月)

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 米軍普天間飛行場の移設問題で大混乱を巻き起こした鳩山由紀夫氏が首相を辞任して約1カ月。後任の菅直人氏は6月8日に首相に就任するや日米同盟重視の姿勢を明確にして、事態の沈静化を図った。

 翌9日、ニューヨークに本部を置くジャパン・ソサエティー(理事長:櫻井本篤氏)では、空席だった会長職にウィルバー L・ロス・ジュニア氏が就任した。ロス氏は、数々の大型企業再建で知られる著名投資家。すきま風が吹く日米関係を再建できるのか、所信を聞いた。

(聞き手は、ニューヨーク支局=水野 博泰)

ウィルバー L・ロス・ジュニア氏
WLロス・アンド・カンパニーLLC会長兼CEO(最高経営責任者)、インベスコ・プライベート・エクイティ会長。世界中で総額2000億ドル超の企業再建を手がけ、米フォーチュン誌に「再建王」と呼ばれる。日本では、1999年に破綻した大阪第2地銀「幸福銀行」を買収し、「関西さわやか銀行」として再生、その後三井住友フィナンシャルグループ系の「関西銀行」と合併させる。米エール大学卒、米ハーバード大学でMBA(経営学修士)を取得。2010年6月9日付けで、ジャパン・ソサエティー会長に就任。

 ── 日米関係の状態をどう見ていますか?

 ロス 沖縄の件に関しては、このまま沈静して再び持ち上がることないように願っています。これは政府レベルの問題で、一般の米国人が普天間問題を熱心に議論したり、日本はどうすべきかと主張したりすることはほとんどないのです。もちろん、沖縄の人たちにとって大問題であることは理解しています。

 私が強調したいのは、普天間問題が日米関係のすべてではないということです。そして、日米関係は心配されているほど“ヤワ”ではなく、私自身は未来についてとても楽観しているということです。

 理由は簡単です。私たちはお互いを必要としているからです。

 中国やインドが急速に台頭していることは、日本にとっても米国にとっても脅威として考えられがちですが、それは両国にとってチャンスでもあるのです。日米にとって欧州との関係も同じように重要です。ですから、欧州が経済危機で苦しんでいる状況に対して協調して対策を取ろうとしています。

 世界全体の変化を長い目で見れば、日米の利害関係は相違点よりも共通点の方が多いし、これからもっと増えるでしょう。

ポール・ボルカー氏も奥深き日米人脈の1人

 最近は首都ワシントンのシンクタンクから日本研究部が次々に廃止されて「ジャパン・ボイス」がかき消されているという話も聞きます。

 しかし、ここニューヨークではそんなことはありません。ワシントンとは全く違います。私のビジネスの本拠も、ジャパン・ソサイエティーの本拠もニューヨーク市にありますが、日本の文化に興味と関心を抱く米国人はとても多くいますし、もっと日本とビジネスをしたいという企業も増える一方です。

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