• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

取引先は見た! サムスンマンと日本企業社員の決定的な“差”

語学、情報収集、生存競争…。甘えなき「実行力」のすごみ

2010年7月8日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 半導体、液晶パネル、携帯電話の分野で、日本や欧米の部品・装置メーカーとの取引が多い韓国のサムスン電子。同社の成長を影で支えてきた取引先の関係者はサムスン社員をどう評価しているのか。日本や欧米、韓国のメーカーの幹部と社員をよく知る部品メーカーの元幹部が匿名で語る。

(聞き手は山崎良兵=日経ビジネス記者)

 ── 部品メーカーの社員という立場から、サムスンの成長を長年に渡って間近に見てきました。同社の強さは、どこにあるのでしょうか。

宮の沢 純(みやのさわ・じゅん)氏=仮名=
 液晶関連の部品メーカーで20年以上マーケティングや新規事業の立ち上げを担当して3年前に退職。日本、韓国、台湾、中国など多数のメーカーの幹部と親交がある。液晶分野の技術とマーケティングに詳しく、業界団体の委員も務める。現在はコンサルタントとして活動している。

 宮の沢 最近メディアではサムスンを扱う特集記事をよく目にします。高い収益力の源泉を分析して、日本企業も参考にしようといった内容です。しかし同社の直接取材が難しいせいか間接的な情報が多い。皮膚感覚として、サムスンという会社と、そこで働く人をあまり知らないのではないかと感じるケースが少なくありません。

 ライバルである日本の電機メーカーの関係者も、どこまでサムスンを理解しているのか。私は取引があった関係で、日本メーカーの関係者と話をする機会も少なくありません。

 多くの人がサムスンの強みとして指摘するのが、韓国の通貨であるウォンが円と比べて安いことや、韓国の税制が有利なことです。「ゲタを履いているから(サムスンは)強い」と主張する。

為替や税制など「ゲタ」以外に、強さはある

今年1月に米国で開かれた世界最大の家電見本市「CES」ではサムスンブースが一番目立っていた(写真:山崎良兵、以下同)
画像のクリックで拡大表示

 しかし本当にそうでしょうか。ウォン安は、海外でモノを売る場合には有利ですが、海外から製造装置や部品、素材を輸入する場合にはマイナスに働きます。しかもウォンが高い時期もありました。為替レートにあまり関係なく、サムスンは好調が続いていました。

 優遇税制も利益を出していれば関係がありますが、多くの日本メーカーのように赤字なら関係ない。もちろん同水準の利益を出した場合は、研究開発や設備投資に振り向けられる金額で、差がつきます。しかし同じくらいの利益を出していない以上、決定的な要因にはならないはずです。

 問題は、日本の電機メーカーが、円安や税制の恩恵を受けたら、サムスン電子並みの利益を上げられるのかということです。自信を持って「イエス」と答えられる人がどれくらいいるのか。むしろ為替や税制といったゲタ以外の部分に、サムスンの強さはあるように思います。

 ―― サムスンの躍進を支える人材の競争力もその1つかもしれません。

外国語を話せないサムスン社員は皆無

 「社員の鍛え方が違う」と強く感じる場面が何度もありました。

 1つはグローバルで戦える人材を徹底的に育てていることです。私が20年間に、名刺交換して、一緒に仕事をしたことがあるサムスン関係者は60人います。全員が英語か日本語を話すことができ、韓国語しか話せない人は皆無でした。

コメント33件コメント/レビュー

うーん。(続く)の後のコメント反映なしか。これは秋元康氏なんかが言う「根拠の無い自信」の作り方なのだが。まあ、よく考えると日経BPという大企業に勤めてる方にとっては「日経BP」という根拠のある自身の源を持っているから、「根拠の無い自信」、「自尊心の作り方」なんていうものの重要性には関心がないのはまあ当然かな。残念。残念。(2010/07/22)

「サムスン 最強の秘密」のバックナンバー

一覧

「取引先は見た! サムスンマンと日本企業社員の決定的な“差”」の著者

山崎 良兵

山崎 良兵(やまざき・りょうへい)

日経ビジネス副編集長

日経ビジネス編集部、ニューヨーク支局、日本経済新聞証券部などを経て、2017年1月から日経ビジネス副編集長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

うーん。(続く)の後のコメント反映なしか。これは秋元康氏なんかが言う「根拠の無い自信」の作り方なのだが。まあ、よく考えると日経BPという大企業に勤めてる方にとっては「日経BP」という根拠のある自身の源を持っているから、「根拠の無い自信」、「自尊心の作り方」なんていうものの重要性には関心がないのはまあ当然かな。残念。残念。(2010/07/22)

敗因のひとつが、特に新興国の消費者のニーズに合致した、商品開発・マーケティング・販促だという。日本をリードしたそういうポイントで、サムスンが頼りにしているのは「地域専門家」であるならば、彼らをスカウトしてきて、その知識・経験を生かすことはできるのだろうか?いかにサムスンを去った(脱落した)人たちでも、日本(企業)に塩を送ることはしないのであろうか?(2010/07/21)

 さて、ここで日本の問題点が明らかになってきたと思う。日本人の自尊心の低さが大きな問題なのだ。ビル・ゲイツにしても、スティーブ・ジョブズにしても自尊心が低いということはありえないだろう。そこまでいかなくても、せめて世界で働いている人レベルでの自尊心は持つべきだと思う。私がこのサムソンの記事を執拗に非難しているのはここにある。日本人は自尊心を養うべきであるのに、これではまた「滅私奉公」となってしまう。奉公は悪くない。滅私がまずい。立志奉公であってほしい。(続く)(2010/07/19)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

組織を正しい方向に導き、 作り変えていける人が、優れたリーダーです。

ジェニー・ダロック 米ピーター・F・ドラッカー伊藤雅俊経営大学院学長