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なぜ日系企業でストが起きるのか
本当の理由を話します

第2回:日系企業社員が本音座談会

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2010年8月23日(月)

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 中国全土で頻発する労働争議。賃金や待遇への不満からリストラに対する抗議まで原因はさまざまだが、最近は、ホンダ系部品工場をはじめ、日系企業が巻き込まれるケースも増えてきた。実は、外資系企業の中でも、日系企業は今、とりわけ労働争議が置きやすい状況にあるという。日系企業の実情を、そこで働いた経験を持つ4人の中国人が打ち明ける。

 A氏 39歳 男性 電子部品メーカー現役社員

 B氏 45歳 男性 精密機械メーカー現役社員

 C氏 36歳 女性 貿易会社OG

 D氏 36歳 女性 金属加工メーカーOG

――本日、皆さんに集まっていただいたのは、日系企業に勤務しているか、勤務した経験を持つ中国人の方が、日本型経営や日本人経営者に、どんな印象を持っているかお聞きするためです。ここ数年、日本企業が中国へ進出する動きが活発になっていますが、どうお感じですか。

A 進出してくるのは勝手だけど、少なくとも働き先としては、もう日系企業は人気ないよ。工場や店舗をつくっても、都市部で働き手を集めるのは大変だと思う。日本から社員ごと連れてくるなら別だろうけど。

――人口が10億人以上いる国で、日系企業が人手不足に陥るのはなぜですか。

B ケチだからだよ。10年ぐらい前までは、日系企業の給料は、欧米系と並んで高かった。でも、今は中国資本のローカルと変わらない。例えば、ウチのワーカーさんの基本給は月970元(約1万2000円)。これにいろいろ手当がついても、1カ月で1500元(約1万9000円)ぐらいにしかならない。ローカル企業の中には2500元(約3万2000円)の会社もある。昔は評判の悪い外資系と言えば、「台湾系>韓国系>日系」の順だったけど、今は「日系>台湾系、韓国系」と逆になった。

日系企業はケチ。働いても貯金ができない

不動産価格の高騰は労働者階級にも大きな影響を残した(写真はイメージ)

A ウチは、ワーカーが500人いたけど、去年1年だけで80人ぐらい辞めた。都市部に働きに来ていた出稼ぎ組が続々と田舎に帰っている。

B 物価が上昇しているから、1500元もらっても、都市部で暮らして家賃を払ったら貯金なんかできない。一方で、経済成長の結果、田舎でも月800元(約1万円)ぐらいもらえる働き先が増えてきた。田舎に帰って実家の近くで勤めたほうが、よほどカネが貯まるんだ。都市部に拠点を置く日系企業は、賃上げをしないと人は集まらない。日系企業はそういう中国社会の根本的な変化を十分に理解していない気がする。

コメント41件コメント/レビュー

「郷にいれば郷に従え」という諺は日本にもあるのにね。まあ、それ以前に「日本の常識、世界の非常識」というところかな?(2010/08/30)

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いただいたコメント

「郷にいれば郷に従え」という諺は日本にもあるのにね。まあ、それ以前に「日本の常識、世界の非常識」というところかな?(2010/08/30)

いやあ、単に日本が嫌いなのでしょう。(2010/08/30)

マジですげぇとしか思えない・・・そんなに永く勤めていないのに(おそらく)、隅から隅までお分かりのようで・・・それが日本企業の本質・・・こんなのをぜひ本社のジイ共に見せてやりてぇ・・・書類上の提出、レポート等の報告、本当のことを何も見えていない。その書類で本社の方で決定や決済などをすべて行われる。蘇州に駐在してから今二年目、私は積極的に会社の人たちとコミュニケーションをとるようにしている。幸い私はそんなジイたちのようなお偉いさんじゃなくて、タダの若造で本当に心からよかったと思ってる。中国の若者たちも決して接せないほどの人たちでもないぜ。日本の若者のように、よくバーとか行ったり、ショッピングをしたりしている。接してみると意外に(失礼)みんな敵意なんて誰も抱いていない(単に私の運がいいのか)。困っているときはお互い様、時にはむしろ日本人より人情があふれているときもある。私も文書に書いてあるようにあと何年かで帰任になるだろうかと思うから、もしかしたら現地の人たちに同じ思いをされているかもしれない。そう思うだけでも本当になんか辛くもなるし情けなくなると思っているばかり・・・一生懸命に仕事をするつもりでいるなら、退社までここで働く気でやらなければやっぱりグローバル社会に勝てませんよ、ニッポンは!つい長文になってしまって申し訳ありません。(2010/08/27)

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