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GMとの関係強化に動く上海汽車

パワートレーンを共同開発、再上場時に出資も

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2010年8月27日(金)

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聯手研発核心技術上汽入股新通用有戲

経済観察報記者 王秋鳳

8月18日、上海汽車工業集団と米ゼネラルモーターズ(GM)は、低燃費で環境にやさしい高効率の小排気量エンジンとダブルクラッチ変速機を共同開発すると発表した。上海汽車董事長(会長に相当)の胡茂元によれば、この提携は中国自動車産業の「市場と技術の交換*」に新たな1ページを拓くものだ。

*外資企業に対して中国市場への進出を認めるかわりに、先進技術の移転を求める政策。

 中国の自動車メーカーと外資メーカーの合弁事業は、これまでは外資の製品と技術をベースに中国市場向けのクルマを生産販売するだけだった。一方、今回の上海汽車とGMの提携は、自動車のコア技術であるエンジンと変速機を共同開発し、しかも(研究開発に伴う)知的財産権をグローバルに共有するという踏み込んだ内容になっている。

知的財産権も共有

 上海汽車とGMの合意文書によれば、両社が共同開発するのは排気量1000~1500ccの軽量な直噴ターボエンジンと、それに組み合わせる乾式ダブルクラッチ自動変速機。これらはGMのクルマに搭載されてグローバルに販売されるほか、上海汽車の自主ブランド車にも搭載される。新型パワートレーンは運転する楽しみを維持しながら、燃費とCO2(二酸化炭素)排出量を20%以上改善するという。

 近年の中国自動車市場の急拡大とともに、中国国内では「市場と技術の交換」に対する批判の声が高まっていた。市場を外資メーカーに明け渡したうえ、肝心の技術移転は進まず、中国メーカーの開発能力は低水準にとどまっているというのだ。特にエンジンや変速機などのコア技術は、外資が依然がっちりと握っている。

 その意味で、コア技術の共同開発に踏み込んだ上海汽車とGMの提携は画期的だ。

 「合弁パートナーがお互いの優位性を持ち寄り、双方の技術力を協力して高め、知的財産権も共有する。これこそが本物の『市場と技術の交換』だ」と、上海汽車の胡茂元は胸を張る。中国自動車市場の拡大とともに中国メーカーの影響力が高まり、「市場と技術の交換」は新たな局面を迎えている。

 関係者によれば、GMと上海汽車はデトロイトと上海の研究開発拠点に相互にエンジニアを派遣し、開発のスピードアップとコストダウンを図る。上海にある汎アジア自動車技術センター*および上海汽車の自主ブランド車の開発部隊にとって、パワートレーンの開発技術を高める絶好の機会になるだろう。

*GMと上海汽車の折半出資の研究開発センター。中国にある外資系メーカーの研究開発拠点としては最大規模を誇る。

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