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韓国企業のアキレス腱、労使問題になぜか強いインド勢

第8回:韓国労使問題の解決の糸口を見出すインド企業

2010年9月7日(火)

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 インド自動車メーカー4位のマヒンドラ・アンド・マヒンドラ(M&M)が、今年8月、経営破綻して再建中の韓国の双竜(サンヨン)自動車を買収する覚書(MOU)を締結した。11月までに契約を結び傘下に収める見通し。買収案は公表されていない。だが、買収価格は4億8,000万ドルに及び、買収手法は双竜自が実施する第三者割当増資により発行済み株式の50%以上を取得すると海外や韓国のメディアが報じている。

 また、買収資金は「5億ドルの現金があり、株主資本に占める有利子負債の割合(デットエクイティレシオ)は0.3倍で財務上の問題はない」とマヒンドラが発表している。デットエクイティレシオとは、負債(Debt)は資本(Equity)でまかなうのが望ましいという見地に立ち、長期の支払い能力を表す指標である。計算式は、総負債÷自己資本で、一般的には値が1を上回ると負債が多く、1以下なら資本が多いこととなる。

 双竜自の買収に名乗りを挙げていたのは6社であったが、最終的に買収案を提示したのは、インドのマヒンドラ、インドのルイアグループ、韓国帽子メーカーのヨンアン帽子の3社であった。なぜか3社のうちインド企業が2社であった。

手を引いたルノー日産

 最有力候補とされていたルノー・日産自動車連合は買収案の提示を見送った。ルノー・日産連合が手を引いた理由は明らかになっていないが、経営権買収に対する財務負担が大きかったものと見られている。ルノー・日産連合の関係者は、「結局は資金の問題ではないか。日産本社が専門家を動員し適正買収価格を綿密に検討した結果、見送るほうがよいと判断したものと承知している」と発言している。

 アーナンド・マヒンドラM&M副会長(55歳)は、8月のソウルでの記者会見で「韓国の自動車産業は優れている。双竜自は、研究開発と革新の分野で豊かな伝統を持っている。双竜自にとって、スポーツ多目的車(SUV)市場が急成長しているインドは、新成長のチャンスとなる。また、類似性のある両社の企業伝統を1つにすることで相乗効果が得られ、世界SUV市場の新たな強者に浮上できるだろう」と述べた。アーナンド副会長は、マヒンドラグループの創業者の1人であるJ・Cマヒンドラ氏の孫で、米ハーバード大学でMBAを取得した後、2003年からグループの副会長を務めている。

 また同記者会見で、マヒンドラ自動車部門のゴエンカ社長が、世界市場での競争力強化に向け、双竜自の新車開発に投資し、双竜自の研究開発・技術分野の競争力を活用していくとの考えを示した。

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