• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

チョコレート会社を創業し就職氷河期を生き抜く

米コロンビア大学卒業生の挑戦

  • Bloomberg Businessweek

バックナンバー

2010年9月16日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

Zachary Tracer(Bloomberg Businessweekインターン)
米国時間2010年9月2日更新「Jobless Grads Bet on Custom-Made Chocolates

 チョコレート業界は金融業界よりも不況に強いのだろうか。オーダーメードのチョコバーの製造・販売を手がける米チョコマイズを経営するエリック・ハインボッケル氏(24歳)は、チョコレート事業は不況に強いとの期待をかけている。

 ハインボッケル氏は米ニューヨーク州の小さな証券会社で1年の無給インターンを経験。その後、数十社の金融機関に応募したが、希望に沿った条件の就職先がみつからず、金融業界でキャリアを築く夢はあきらめることにした。同氏は起業家の道を選び、米コロンビア大学で政治学を学んでいたころの友人2人と昨年、チョコマイズを創業。チョコレート愛好者が、さまざまなトッピング――全粒粉クラッカーや金箔など――を選択して、自分好みにカスタマイズしたチョコバーを購入できるオンライン通販ビジネスを展開している。ハインボッケル氏は「創業前にチョコレート市場について調べたところ、比較的不況に強いことが分かった」と語る。

カスタマイズして好みのチョコが作れる

 米パソコン大手デル(DELL)が、購入者がパソコンをカスタマイズ購入できるネット通販サービスで成功したように、チョコマイズは消費者が自由にカスタマイズできる注文生産のチョコバーを販売している。顧客はまず基本となるチョコレートをミルク、ダーク、ホワイトの3種類から選ぶ。さらに、100種類以上もある食材の中から5種類までのトッピングを選んで自分好みにカスタマイズできる。基本のチョコバーが約4ドル(約340円)。トッピングはビーフジャーキーが1.85ドル(約160円)、カイエンペッパー(激辛のトウガラシ)が0.75ドル(約60円)、ドライラズベリーが1.20ドル(約100円)、金箔は3.25ドル(約270円)といった具合だ。

 結婚式を控えたあるカップルが、ベーコンとブラジルナッツ、レーズンをトッピングしたダークチョコレートを125枚注文した例があったという。ハインボッケル氏は「大切な記念日なので、自分たちの好きなものを作りたいと思ったのだろう」と語る。

偶然が、新ビジネスのアイデアを生んだ

 チョコマイズの創業者3人がチョコレート事業に着目するようになったのは、あるハプニングがきっかけだった。チョコマイズの共同創業者の一人、ニック・ラカーバ氏(23歳)は、2009年6月のある暖かい日、車の後部座席にチョコレートやその他の菓子を入れたバッグを置き忘れた。気がつくと、中身はすべてドロドロに溶けていた。だが、残り2人のチョコマイズ創業者が「冷凍庫に入れて固めれば食べられるのではないか」と提案。ラカーバ氏が言われた通りにしたところ、予想以上に満足な結果が得られた。同氏は「チョコレートとグミを同時に食べられるなんて、こんな素晴らしいことはないと思った。そのとき我々は、『チョコレートにはいろいろな食材を混ぜられる。自分で好きな材料を選べたら、とても魅力的ではないか?』とひらめいた」と語る。

 そして昨年夏、ラカーバ氏、ハインボッケル氏ともう一人の共同創業者ファビアン・ケンプファー氏(24歳)はチョコレートの製造法を学び、起業に向けた準備に取りかかった。銀行は、大学を卒業したばかりの若者に融資してくれなかったが、ハインボッケル氏の祖父母が資金を援助してくれた。その後、ラカーバ氏とケンプファー氏の家族も資金援助してくれることになった。さらに、ケンプファー氏は自分の愛車を売却。3人は最終的に約10万ドル(約840万円)の開業資金を確保した。

コメント2件コメント/レビュー

日本にもこういうチャンスがもっとあると良いですね。やる気を実現できる環境。(2010/09/16)

「Bloomberg Businessweek」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

日本にもこういうチャンスがもっとあると良いですね。やる気を実現できる環境。(2010/09/16)

面白い!こういう起業が普通に起きるところが、USの強みなのかもしれない。日本にも失敗しても失うものはない、という気持ちでチャレンジする人が、もっと現れてほしい。(2010/09/16)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

(マンションの即日完売という)異常な状況が、普通のところに戻ってきたのです。

沓掛 英二 野村不動産ホールディングス社長