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サムスン、低迷するデジカメ市場の活性化に挑む

カメラでブランド力を高め他の製品に生かす

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2010年9月29日(水)

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Bruce Einhorn(Bloomberg Businessweek香港支局アジア地域担当エディター)
米国時間2010年9月16日更新「Samsung's Camera Offensive Against Apple

 韓国のサムスン電子が意外なタイミングで、カメラ市場に新製品を投入する。米IT(情報技術)市場調査大手IDCによれば、昨年、世界のデジタルカメラ市場は7.5%減のマイナス成長となった。今後4年間の同市場の成長率も5.4%以下にとどまる見通しだ。IDCのアナリスト、キム・スギョム氏(韓国ソウル在勤)は「デジタルカメラ市場の成長はなきに等しい」と語る。需要が伸び悩む大きな要因は、カメラ機能を搭載したスマートフォン(多機能携帯電話)の台頭だ。

 だがサムソンは「カメラで撮影した本物の写真でなければ、役に立たない場合もある」と考えている。デジタルカメラ事業部門サムスンデジタルイメージングの朴商鎮(パク・サンジン)社長は「重要な写真を撮りたい場面では、人々はカメラを選択する」と語る。

 9月14日、サムスンは香港で、カメラ大手のニコンやキヤノン(CAJ)に対抗する高級デジタルカメラの新製品を発表した。サムスンは米電子機器大手アップル(AAPL)のスマートフォン「iPhone」に対抗する手段としてデジタルカメラ事業に力を入れており、自社の業績における半導体事業への依存度を下げようとしている。朴社長は、アップルはデジタルカメラを販売しておらず、サムスンに商機があると見ている。iPhone人気に伴ってアップルのタブレット機「iPad」への期待が高まったのと同様、朴社長は、デジタルカメラを通じてサムスンのブランド価値を高め、テレビやスマートフォンなどの各種サムスン製品の販売促進につなげたいと考えている。

半導体事業への依存度低下を目指す

 サムスンはいくつかの分野でアップルから市場シェアを奪い取ろうとしている。サムスンが米国で8月に発売した新型スマートフォン「Galaxy S」は、世界中で好評を博している。同社は9月に発売するタブレット機でも、iPadを購入しようと考えている顧客を奪い取ろうとしている。また、自社のテレビ製品に米インターネット検索大手グーグル(GOOG)のOS(基本ソフト)「Android」を搭載することも検討している。Androidを搭載することで、アップルが最近モデルチェンジしたテレビ用端末「Apple TV」に対抗できる。Apple TVはテレビでオンラインコンテンツを視聴するためのセットトップボックス(STB)だ。

 サムスンは半導体事業への収益依存度を低下させる必要に迫られている。韓国投資証券のアナリスト、ハン・スンフン氏(ソウル在勤)の予測では、サムスンの今年の利益の約58%は半導体事業が占めるという。サムスンの業績の振れ幅は大きい。昨年は、パソコン市場の販売低迷により、半導体事業が同社の利益に占める割合は34%にとどまった。ハン氏は「世界のIT企業の大半は収益性がもっと安定している」と指摘する。

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