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借り手のないマネーは他行の買収へ流れる

米金融再編ブームが再燃する兆し

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2010年9月30日(木)

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David Henry(Bloomberg Businessweekシニアライター)
Dakin Campbell(Bloomberg News記者、ニューヨーク)

米国時間2010年9月16日更新「 Get Ready for a Wave of Bank Mergers

 銀行が問題を抱えている。米ゴールドマン・サックス(GS)によると、銀行の融資残高は2008年10月以降10%減少。この35年ほどで最大の収縮幅を記録したという。そのため、余剰の貸出能力と遊休資金を抱え、銀行の時価総額が下がっている。こうした状況から、米投資銀行キーフ・ブリュイエット・アンド・ウッズ(KBW)や米証券会社ロッチデール・セキュリティーズ、米調査会社クレディットサイツのアナリストらは、2001~2007年に匹敵する業界再編ブームの機が熟していると見る。

 しかし今回、4大メガバンクは大型買収に乗り出しそうもない。バンク・オブ・アメリカ(BAC)とJPモルガン・チェース(JPM)、ウェルズ・ファーゴ(WFC)はそれぞれ、全米の預金総額の10%近くを確保しており、買収審査をする規制当局が許可しそうもない。また、シティグループ(C)は資産の売却を進めているところだ。今回予想されている買収ブームでは、USバンコープ(USB)やPNCフィナンシャル・サービシズ・グループ(PNC)といった大手地方銀行に活躍のチャンスがある。メガバンクが加わらないために、買収額が低く抑えられる可能性があるからだ。KBWのアナリスト、クリストファー・マクグラティ氏は「これらの銀行には、買収対象をよりどりみどりに選べるぜいたくが許される」と言う。

 銀行業界が安定してきた今、買収は昨年よりも仕掛けやすい。マクグラティ氏は「自社の資産価値が適正に評価されていると思えば、他行の資産評価も楽しくなる」と続ける。

PBRが低く、割安な銀行が目白押し

 多くの買収対象が、財務面で魅力的になっている。ブルームバーグのデータによると、KBW銀行株指数を構成する24銀行の株価純資産倍率(PBR)は現在0.9倍で、1993~2006年の平均2.1倍よりも低い。PBRは、ウォール街が銀行株の価値を判断する際に使う主な指標の一つである。

 ロッチデール・セキュリティーズのアナリスト、リチャード・ボーブ氏は、「大幅な割安水準で株が取引されている」銀行として、サントラスト・バンクス(STI)やリージョンズ・ファイナンシャル(RF)、マーシャル・アンド・イルズリー(MI)などを挙げる。

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