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日中関係は2005年以上に悪化する

中国で最も注目を集める日本人、加藤嘉一氏が予測する尖閣問題の今後

2010年10月7日(木)

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 前回の記事で、中国政府に対して「愛国無罪」を許さずどんな些細な暴力でも徹底的に取り締まって欲しいと書いた。だが、残念ながら暴力事件は日本でも起きてしまった。9月29日に神戸市の華僑向けの学校で校舎の窓ガラスが割られる事件が発生した。直前に男の声で尖閣諸島の問題に絡んで脅迫電話がかかっていたので、警察は関連を調べている。

 言うまでもないが無力の子供を対象にした暴力はどんな理由であれ許されるべきものではない。日本の警察は犯人を全力で捕まえて厳しく罰して欲しい。中国のためだけではない。どんなに小さなことでもお互いの評価できる点を1つずつ積み上げていくことが、両国の信頼関係を回復するために不可欠であるはずだ。

作家として、コメンテーターとして活躍

 さて、尖閣諸島沖で起きた中国漁船の衝突事件の影響で日本と中国の関係は一気に冷え切った。そこで、この問題に関して有識者のインタビューを随時お伝えする。今回は、中国で作家として、またコメンテーターとして活躍する加藤嘉一氏だ。

 加藤氏は今年北京大学の大学院を卒業したばかりの若干26歳の若者である。それでも2009年だけで中国のテレビや雑誌から取材された回数は300回を優に超えた。今回の尖閣問題でも50近くの取材を受けたと言う。今中国で「最も注目を集める日本人」と呼ばれる所以だ。

 中国メディアがなぜそこまで加藤氏に注目するのか。中国語を流ちょうに操るということだけではない。言論統制が厳しい中国においても、中国の問題点を厳しく指摘している点が支持されている理由だと本人は考えている。もちろん日本に対しても、加藤氏の批判は容赦ない。

*   *   *

―― まず、今回の問題をどのように受け止めていますか?

加藤 嘉一(かとう・よしかず)
1984年静岡県生まれ、26歳。高校を卒業後2003年から国費留学生として北京大学に留学、その後同大学国際関係学院大学院に進み2010年7月修了。学生時代から中国メディアで作家やコメンテーターとして活躍。英フィナンシャルタイムズ中国語版コラムニスト。最新の著作に『以誰為師?』(東方出版社)、「从伊豆到北京有多遠」(江蘇文芸出版)などがある

 加藤 今回の尖閣諸島の問題が急激にクローズアップされた期間、実は中国を離れていました。オーストラリアのシドニーで開かれていたマラソン大会に出場するためで、9月14日に北京を出発し、24日に戻ってきました。

 本来であれば18日に北京の日本大使館前であったデモもこの目で見ておきたかった。2005年のデモも見てきましたから、現場で何が起きたのかをこの目で確かめておきたかったんです。でもシドニーの大会は3カ月前から準備してきたものでしたからしょうがない。それで大会が終わってから急いで北京に戻ってきたのです。

 驚いたのが、北京空港から地下鉄で移動している間に暴漢に囲まれたことです。僕は中国のテレビなどにもよく出演しているので顔が知られています。ブログなどに自分の予定を書いているのでそれでいつ帰ってくるのは分かったのかもしれませんが、それでも僕が北京空港に着いたのは朝の5時ですよ。そんな朝早くに待ち伏せしていたようです。

―― 何かされたんですか?

コメント24件コメント/レビュー

中国で影響力のある人物だというのなら、」那覇の地方裁判所は処分保留で船長を釈放したわけですから、政治介入があったのは明白です。」などと誤った発言する程度の知識で発言すべきでない。釈放を決定したのは、検察である。一貫した説明が必要という主張をする中で、事実誤認をする程度の知識しかないのなら発言を慎め。(2010/10/10)

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「日中関係は2005年以上に悪化する」の著者

坂田 亮太郎

坂田 亮太郎(さかた・りょうたろう)

日経ビジネス副編集長

東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

中国で影響力のある人物だというのなら、」那覇の地方裁判所は処分保留で船長を釈放したわけですから、政治介入があったのは明白です。」などと誤った発言する程度の知識で発言すべきでない。釈放を決定したのは、検察である。一貫した説明が必要という主張をする中で、事実誤認をする程度の知識しかないのなら発言を慎め。(2010/10/10)

コメントの中に、中国の歴史に関する点で認識の誤りが見受けられますので指摘させていただきます。「中国は、唐、元、清の巨大帝国を目指し、宋、明の漢族国家を目指していない」とのコメントですが。巨大帝国としている、唐=鮮卑族が支配、元=モンゴル族の巨大帝国の一部、清=満州族が支配であり、本来漢民族の力で建設した帝国ではなく、目指すこと自体が間違いです。また、宋についても鮮卑系またはトルコ系騎馬民族の系統であり、明のみが支那大陸の土着の民が建国した王朝です。しかし、明は全く膨張の意思を持たず、というか戦闘能力がなく鎖国により国土を保っただけの王朝です。従って、今の中国共産党政府は、明らかに「漢民族」といいながら「漢民族」の伝統とはかけ離れた政策を進めているのです。この違いは「共産党」という膨張しか念頭にない政府が持つ者であり、明らかに異常な性格です。このような異常な隣人は「敬して遠ざく」に限るのです。(2010/10/08)

二つのことを指摘したい。現在の中国の基本理念を定めた毛沢東は、米国に対抗する国家になることを、中国に強く望んでいた。(国慶節は秦帝国の建国記念日と同じである。)米国主導でなく中国が主導する世界構造を目指す、従い日本は経済的に隷属させるべきだ、と。隷属させるためには、日本の弱みをつき、軍事力の誇示或いは行使も厭わない。江沢民は(その理由は分からないが)、事実としての言動は優れて半日的で、毛沢東の忠良なる後継者と言える。無論、胡錦濤・温家宝の路線はより現実的で、欧米にとっては容認しやすいか。その結果、次世代の権力は、李克強への流れが望ましく見えるかもしれない。(2010/10/08)

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三品 和広 神戸大学教授