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中国製スパコンが性能ランキングで首位に?

次の焦点はいつ米国に追いつくか

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2010年10月14日(木)

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Rachael King(Bloomberg Businessweek記者、サンフランシスコ)
米国時間2010年10月5日更新「 China's Leap in Supercomputer Rankings

 11月15日に公表される世界スーパーコンピューター性能ランキング「トップ500」で、驚きの結果が出るかもしれない。現在ランキング第2位のスパコンを持つ中国が、今度のランキングでトップの座を獲得するかもしれないのだ。

 米テネシー大学イノベーティブ・コンピューティング研究所(ICL)所長を務めるジャック・ドンガラ教授は、「現在、世界トップ10位内に入るスパコンのうち、2台は中国製だ。今年11月に3つ目がトップ10入りするのは確実だろう。中国製スパコンが1位に選ばれる可能性も大いにある」と語る。ドンガラ教授は半年ごとに発表されるこのトップ500を監修している。ただし、11月に発表される最終ランキングのデータはまだ見ていないという。

 世界最速コンピューターの栄冠を獲得すれば、自慢の種になるだけではない。「中国が真剣にコンピューター技術の強化を図っていることの裏付けや、イノベーションの促進に取り組んでいることの象徴になる」(ドンガラ教授)。

産業の発展に欠かせないスーパーコンピュータ

 ドンガラ教授は「中国は実態を理解している。高性能コンピューターは産業界にとって有益で、今後も発展を続けていくうえで重要だ」と語る。世界トップクラスの高性能コンピューターの半数以上は、産業界が使用している。通称スパコンと呼ばれるこうした高性能コンピューターは、気象モデリングやゲノム解析、代替エネルギー、地震観測などの研究やシミュレーションに欠かせない存在だ。

 先端防衛技術にスパコンを使用している国もある。米IT(情報技術)市場調査大手IDCの高性能コンピューター分野担当アナリスト、アール・ジョセフ副社長によれば、「現在、核兵器の爆破実験が禁止されているため、核保有国の多くは、核実験をコンピューターシミュレーションで行っている。また、戦車や潜水艦、軍用機、防弾装備の設計にもスパコンが使用されている」という。

 米国のスパコンは依然としてトップ500の大半を占めている。今年6月現在のランキングでは、世界最速の機種をはじめ、世界トップクラスの機種の5割以上は米国製のスパコンだ。だが、スパコンの価格が低下する中、米国の国際的なリードは縮まってきている。ドンガラ教授は「2002年には、日本が『地球シミュレータ』で世界一の座を獲得し、米国に衝撃が走った」と振り返る。

中国は米国とEUに次ぐ地位を獲得

 現在、世界最高速のコンピューターの座を占めているのは、米クレイ(本社:シアトル、CRAY)のスパコン「ジャガー」だ。設計上の性能は2.33ペタフロップス(PFLOPS)で、理論上1秒間に2000兆回以上の浮動小数点演算を実行できる。ジャガーは米テネシー州のオークリッジ国立研究所(ORNL)が導入している。

 6月に発表されたトップ500で2位に入ったのは、中国・深センの国立スーパーコンピューティングセンター(国家超級計算中心)が導入しているスパコン「星雲(ネビュラ)」だ。実効性能は1.271ペタフロップスだが、設計上の性能はジャガーを上回る2.984ペタフロップスとなっている。星雲の製造元は、中国の高性能コンピューター開発・生産大手、曙光信息産業(ダウニング)。同社は、米半導体最大手インテル(INTC)や米画像処理半導体大手エヌビディア(NVDA)などの部品を使用している。

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