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既成概念からの解放を読み解くキーワード

「エコ」「親不孝」「イク友」そして「ニューハーフ」

2010年10月29日(金)

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 13億人超の人口を抱え「世界の市場」と称される中国。携帯電話、テレビ、自動車、シャンプー、ビール…中国が世界最大の市場である商品は枚挙に暇がありません。しかし、今中国で売れている商品やサービスは具体的に何か。そしてその商品がなぜ中国人に支持されているのか。中国における事業戦略を立てる上で、企業が求めるマーケティング情報はそれほど多くありません。

 そこで日経ビジネスオンラインでは、博報堂と協力して日本ではタイムリーに把握することが難しい中国の最新情報を定期的にお届けします。お話しいただくのは、博報堂の中国拠点で働くマーケティングのプロたち。実際に中国に住み、中国のクライアントと直に接する中で実感する中国の最新トレンドを、日本企業目線で読み解いていただきます。

(聞き手:北京支局 坂田亮太郎)

―― コラムの第1回は、インターネットでの流行をウォッチしました。さて、2回目は広州の広東省広博報堂の坪井克諭様に、中国ならではのトレンドを解説して頂きます。

坪井 いきなり話の腰を折るようで恐縮なのですが、いわゆる“中国ならでは”のトレンドばかりを追い続けてしまうと、ある種のバイアスがかかってしまうのではないかと感じています。

坪井 克諭(つぼい・かつとし)氏
1974年神奈川県生まれ。1997年東京大学教養学部教養学科卒業。博報堂入社後は主にマーケティング部門で働き、自動車、IT機器、トイレタリー、食品、飲料など幅広い業種でマーケティング戦略の立案に従事。また、博報堂ワークショッププロジェクト(HOWプロジェクト)のファシリテーターとしてビジネスワークショップを多数企画・実施。2007年より広東省広州市に赴任し、広東省広博報堂広告有限公司で市場策画部総監を務める。著書に「図解ビジネス実務事典マーケティング」(日本能率協会マネジメントセンター・共著)がある。

 博報堂では、中国の生活者の動向をより深く理解するために、中国の最新トレンド情報を定期的に収集しています。その際、“中国ならではのトレンド”と“グローバルトレンドとしての中国のトレンド”とをバランス良く取り込んでいくことに注意を払っています。

 我々日本人からすると、“グローバルトレンド”は既にある程度知っているので、調べていてもあまり面白みを感じない領域ではあるのですが、中国特有の情報だけを集めようとしてしまうと、かえって中国市場の真の姿が捉えにくくなってしまうからです。

 例えば、大都市の若者のライフスタイルについて見てみましょう。「ザラ」や「H&M」に代表されるファストファッションの服を着て、「スターバックス」のコーヒーを飲み、部屋には「イケア」の家具を置く。こうした傾向は先進国では共通して見られる流行であり、中国でも大都市の若者には確実に浸透してきています。

 もちろんこのような都市型ライフスタイルを謳歌できる人は収入がある一定以上の層に限られるわけですが、大卒でそれなりの会社で働いていれば今や中国でも難しいことではありません。

―― 中国でも日本の「ユニクロ」が受け入れられてきたことは、同じ流れで捉えることができますね。

 まさにそうだと思います。そして同じように「環境意識の高まり」も世界共通の流れと言えます。そのトレンドを受けて、中国でもエコロジー(中国語で「緑色(リュウ・スォ)」)な製品やサービスの需要が着実に増えつつあります。

 CO2(二酸化炭素)の排出削減義務を負っていない中国は、日本から見ればそれほど環境意識が高くない国だと思われがちです。でも実態は徐々に変わりつつあります。中国政府は「低炭生活」というスローガンを打ち出し、人民に対してCO2をなるべく出さないように訴えかけています。

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「既成概念からの解放を読み解くキーワード」の著者

坂田 亮太郎

坂田 亮太郎(さかた・りょうたろう)

日経ビジネス副編集長

東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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