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中国人エリート「4人組」がやってきた

中国事業の責任者として働くのが夢。欧米進出でも力になれる

  • 佐藤 紀泰

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2010年11月9日(火)

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 ディスカウント店大手のドン・キホーテが中国人学生の本格採用に打って出ている。すでに来年入社する社員の4割に相当する60人弱は中国人の学生である。

 大半は日本で学ぶ留学生ではあるが、中国の北京に出かけて、北京大学など超難関大学からエース候補生も採用している。中国のエリート学生はどれほど優秀なのか。日本の若手よりもはるかに肉食系だと言われるが、実際にはどうなのか。

 日経ビジネス11月8日号特集「うちのエースはアジア人」でも紹介した通り、中国人の優秀な若手を成長戦略のけん引役として育てるドン・キホーテの狙いも含めて、お伝えしたい。

ドン・キホーテに入社した中国人エリート学生たち(写真:清水盟貴、以下同)

 ドン・キホーテは今年2月、同社の創業者である安田隆夫会長兼CEO(最高経営責任者)が突然、中国進出を打ち出した。社内でも驚きの声が上がったが、その後にすぐに中国人の採用に動いた。

 ドン・キホーテの経営は、徹底した権限移譲に基づく実力主義が有名である。中国でも中国人社員に権限移譲するということが早くも決められた。中国での店舗の立地戦略から品ぞろえまで、新たに採用する中国人幹部候補生に任せるということを、安田会長が明言している。中国での店舗出店は2013年以降になる。それゆえ、あまり時間はない。短期間での育成が必要になるが、早くも優秀な人材の確保ができている、という。

 ドン・キホーテは来年春入社組で50人以上の中国人留学生の内定を出している。ただ、それだけでなく、北京で現地の超難関大学の学生たちを狙った。

 安田会長から、中国人採用を担当した人財開発室の江島香マネージャーへの指示は「3年でゼネラルチーフを任せるような人材を」ということだ。ゼネラルチーフとはドン・キホーテでは大型店の店長の役職を指している。日本人の新卒では平均的に5年近くかかる。それを3年で育てる必要がある。

「仕事はワークではなく、ゲーム」

 ドン・キホーテは安田会長の超ワンマン会社と見られがちではあるが、関係者の間では想像以上に風通しの良い会社とされる。そもそも、実力主義ではあっても、日本の大企業の大半と違って、権限移譲が絶対的に実現されている。安田会長の言葉では「狭くて深い権限移譲」だ。新入社員は店舗に配属され、その売り場(ドン・キホーテでは「買い場」と言う)での仕入れ権限が半年後には任される。定番製品にしても、自分で発注量を決めることができるし、自分が仕入れたい製品を勝手に探してきて並べることができるのだ。

 降格人事が日常茶飯事でも、昇格人事もいくらでもある。降格されようが、敗者復活のチャンスが常にあり、実際にそうなっているのだ。安田経営の基本は仕事をゲーム感覚で楽しむことだ。「仕事はワークではなく、ゲーム。従業員はワーカーではなく、プレーヤーだ」というのが安田会長の言葉である。権限を任されるから、仕事を楽しんでやれるというわけだ。中国人が今回の採用でもドン・キホーテに殺到したのはこうした安田イズムが上昇志向の強い中国人の若い学生の心をつかんだのである。

 それでは実際に、今年9月に来日した中国のエリート4人組の声を聞いてみたい。

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日本全体として若い世代にもっと所得の分配をしていくべきだと思う。

川野 幸夫 ヤオコー 会長