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米国中間選挙:大勝した共和党が次期大統領選で勝利する保証はない

注目される茶会派と共和党主流派の綱引き

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2010年11月12日(金)

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Michael Tackett(Bloomberg News記者)
Mike Dorning(Bloomberg News記者)

米国時間2010年11月4日更新「Voters to Republicans: Don't Get Too Comfortable

 選挙の盛り上がりの後には必ずその余韻が残るが、それが長く続くことはめったにない。今回の米国の中間選挙では共和党が大勝した。この選挙の教訓は、政権がたちどころに入れ替わる状態が今後は常態化する、ということかもしれない。

 米ジョージ・メイソン大学の歴史学者リチャード・ノートン・スミス氏はこう指摘する。「われわれは実態を理解する必要がある。選挙で示される結果には一貫性がない。前回の選挙で有権者は変革を求めたが、今回は変革を推し進めた議員にノーを突きつけた。有権者は、議会が党派を超えて協力することを望むいっぽうで、超党派協力を妨げるような主張を掲げる議員を当選させている。また、財政赤字などの根本的な問題の解決を望むと言いながら、問題解決に必要な負担を引き受けようとしない」。

 中間選挙で共和党は下院の過半数を獲得し、上院でも議席数を増やした。勢力を強めた共和党は、有権者が本当に望んでいるのは何かを見極めなければならない。財政事情が厳しい中、少なくとも有権者がどの程度の負担なら許容できるかを見極める必要がある。

大きな政府を選ぶ? 小さな政府を選ぶ?

 保守派市民運動「ティーパーティー(茶会党)」の推薦を受けてフロリダ州から連邦上院議員に当選したマルコ・ルビオ氏は、選挙報道番組で「米国は誤った方向に進んでいる。その責任は民主・共和両党にある」と語った。

 世論調査によれば、多くの有権者は経済活性化と1480万人に及ぶ失業者の職場復帰に向けた政府の取り組みが不十分だと考えている。今回初当選した連邦議員の多くは、有権者の不満を緩和するには減税に踏み切る必要があると見ている。だが減税を実施すると、大規模な歳出削減を断行しない限り、1兆4000億ドル(約110兆円)の財政赤字を削減するのは困難だ。

 いっぽう、ケンタッキー州で選挙に勝利したランド・ポール氏は当選スピーチで次のように語った。「ティーパーティーの波が押し寄せている。政府の介入を排除すれば、米国民は問題を乗り越えられる」。ポール氏をはじめとする野心的な新人議員らは、連邦準備理事会(FRB)などの機関の権限抑制を目指している。こうした議員らは、FRBなどが議会の統制を受けずに景気刺激策を実行できてしまうことを問題視している。

茶会派と共和党主流派との反目

 共和党の勢いが長続きしそうにない理由は、こうした政策的な対立のほかにもある。次期下院議長の最有力候補であるジョン・ベイナー下院議員(オハイオ州選出)と、上院共和党院内総務のミッチ・マコンネル上院議員(ケンタッキー州選出)が率いる議会共和党指導部に反発する勢力が党内に出てきそうなのだ。

 中央政界の現職議員でありながら反ワシントンを掲げる活動の旗振り役をしてきたジム・デミント上院議員(共和党、サウスカロライナ州選出)は11月3日付の米ウォールストリート・ジャーナル紙に論文を寄稿した。その中で同氏は、同じくティーパーティーの推薦を受けたほかの当選者に安易な妥協を避けるよう訴え「既得権益派は、小さな政府というわれわれの理念ではなく、われわれの支持票が目当てのようだ」と述べた。デミント議員が既得権益派と称したのは、同じ共和党の議員だ。

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