• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ドイツの輸出がユーロを下支える

「ユーロ圏内で“火事”が起こっても家が全焼することはない」

  • Bloomberg Businessweek

バックナンバー

2010年11月19日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

Matthew Brown(Bloomberg News記者)
Paul Dobson(Bloomberg News記者)

米国時間2010年11月11日更新「 A Mighty Euro Made in Germany

 ここ数週間、信用市場は混乱している。投資家らは、ユーロ加盟国の中で特に深刻な財政問題を抱えているアイルランドやギリシャなどへの警戒感を強めている。こうした動きがユーロ相場に与える影響を市場が注目する中、ユーロは為替相場で高値を付けている。ドイツの輸出拡大がこれを支えている。

 市場がアイルランドの財政破綻を懸念しているのは明らかだ。ドイツ国債とアイルランド国債のスプレッド(利回り格差)は、アイルランドの債務不履行のリスクを織り込んで、大幅に拡大している。ギリシャやアイルランド、ポルトガル、スペインの国債の債務不履行から投資家を保護する保険の料率の高さを示すクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)指数は、5月12日以降2倍以上に跳ね上がった。

 それでも、ユーロの対ドル相場は5月以降9%上昇し、1ユーロ=1.37ドルを付けている。6月7日に付けた4年来の最安値1ユーロ=1.19ドルから大幅なユーロ高となっている。さらに、米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)のアナリストらは、今後1年以内に1ユーロ=1.55ドルに達すると予想している。

アイルランドの経済規模はユーロ圏の1.8%にすぎない

 ユーロが比較的強いのは、ユーロ加盟国が協力し合えばユーロ圏のソブリンリスクの再発に対処できるという、市場の信頼の表れだ。当局者らは5月、ユーロ加盟国が危険な状況に陥った場合、欧州金融安定基金(EFSF)の資金を使って支援する方針を明らかにした。EFSFは危機下において、融資や債務保証として最高7500億ユーロ(約84兆円)の資金を供給できる。ゴールドマンのエコノミスト、トーマス・ストルパー氏(英ロンドン在勤)は「今年の春ごろまで、為替市場はユーロ加盟国の政治的結束が崩壊することを懸念していた。だが現在は、ユーロ圏内で“火事”が起こっても家が全焼する事態にはならないと見ている」と語る。

 このように楽観的な見方が浮上している背景には、市場関係者がユーロ圏の投資リスクを見極める中で、経済規模を踏まえた新たなバランス感覚が広がっていることがある。ドイツ銀行(DB)の為替戦略グローバル統括責任者ビラル・ハフィーズ氏(英ロンドン在勤)は「ドル・ユーロの為替相場が影響を受けるのは、スペインのような大きな国が危機に陥った場合のみだ。ギリシャやアイルランド、ポルトガルの場合、それほど重大な影響は出ない。GDP(国内総生産)で見た場合、この3国の規模は小さい。米国で言えば、アイダホ州程度にすぎない。現在、ユーロ相場を牽引しているのはドイツの経済力だ」と指摘する。

コメント0

「Bloomberg Businessweek」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

企業や官公庁の幹部のメールボックスの内容が、まるごと数十万〜数百万円で売られている事例もある。

名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官