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米大手カフェ、パネラ・ブレッドが不況でも成長できたワケ

「他社よりも質の良い物を、迅速に顧客に提供しているだけだ」

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2010年11月19日(金)

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Ben Steverman(Bloomberg News記者)
米国時間2010年11月8日更新「How Panera Bread Kept Rising Through the Recession

 米ベーカリーカフェチェーン大手のパネラ・ブレッド(PNRA、本社:ミズーリ州セントルイス)は、米国が不況に陥った2007年末以降も順調に業績を伸ばしている。売上高は24%増加。チェーン店の数は191店増えて1421店となった。そのため従業員数を20%増やし、4661人の雇用を新たに生み出した。

 いっぽう「レストラン・リサーチ」の調査によれば、年商10億ドル(約830億円)以上の大手外食チェーンの既存店売上高は昨年2%減少している。中でもカジュアルレストランチェーンは4.7%落ち込んだ。また、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の外食産業中型株指標は、2008年年初以来4%の上昇率にとどまっている。これに対し、パネラの株価は161%も上昇し、現在も10月22日に記録した最高値の94.40ドルから1ドル安程度の高値水準で推移している。

 11月初め、Bloomberg Businessweek記者のベン・スティーバーマンは、パネラ創業者のロナルド・シェイク会長にインタビューした。シェイク会長は、同社がいかにして成長を続けながら他社との差別化を図っているのか、その経営の秘訣を語った。以下にそのインタビューの概要をまとめた。

―― ここ数年の不況下で、米消費者の財布のひもを固い。それを緩めるため、パネラは従来とは異なるどのような取り組みを行ってきたのか?

シェイク会長 これまでと違うことは全くしていない。わが社はこれまで、長期的視点に基づいてブレない経営を行ってきた。景気が後退する中、「今はこれまでの戦略を維持すべき」と決意を新たにした。

 いっぽう、競合他社のほとんどはコスト削減に奔走した。だがそうしたレストランでは、客の列が長くなり、待ち時間が増える。隣の席では食後の食器が片付けられずに放置されている。それが労働生産性を引き上げようとして招いた結果だ。こうしたコスト削減は行うべきではない。

 わが社は店舗で働く人材への投資を継続した。また、料理の質にもこだわった。競合他社があらゆるコストをカットする中で、わが社は逆に投資を増やしたため、差が広がった。

 その結果、わが社の市場シェアは伸びている。既存店売上高は1年以上、2ケタ近い成長を続けている。不況にもかかわらず株価は約3倍になった。

―― つまり、競合他社の行き過ぎたコスト削減が主な勝因であると?

シェイク会長 わが社はただ従来の方針を貫いただけだ。競合他社が一様に投資を抑えているときの方が、競争力を発揮しやすい。

 もちろん、わが社の株価が外食産業の中でも大幅に上昇し、市場からの厚い信頼を得たことも有利に働いた。わが社は無借金経営で、積極的な投資を行う余裕があった。

―― パネラは今、かつてない勢いで出店を増やしている。なぜ、この時期なのか?

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