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高級ブランドの内外価格差が縮小

ドル安でも定価据え置き、個人輸入は魅力薄に

  • 経済観察報

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2010年11月19日(金)

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价格“反転劇”

経済観察報記者 王芳 楊陽 劉偉勛

10月初めの国慶節の後、孫亜菲はあることに気付いて驚いた。フランスの高級ブランド、ルイ・ヴィトンの製品の定価は、ドル安を背景に世界各国で引き上げられている。ところが、中国の定価には変化がないのだ。

 その結果、あるバッグのシリーズは中国の定価が日本よりも数十ユーロ安くなった。世界で最も安いフランス本国と比べても186~299ユーロ(約2万1000~3万3700円)高いだけだ。わずか1年前には、中国とフランスの価格差はパリまでの往復航空券代を上回るほどで、現地のショップに中国人富裕層の買い物客が殺到していた。

 ルイ・ヴィトンだけではない。米国の高級ブランド、カルバン・クラインの場合、欧州で30ユーロ(約3390円)の定価がついているランジェリーが、中国では100元(約1250円)ちょっとで売られている例もある。イタリアのフェンディの手袋は、ドル安のため米国での定価が引き上げられた。それを今のレートで人民元に換算すると、やはり中国より高くなる。

高すぎた価格の修正

 多くの中国人富裕層がショッピングを目的に訪れる香港。ここでも高級ブランド品の中国との価格差が縮小している。ある高級時計店の店主は、「このままでは“買い物天国”としての香港の地位は危うい」と心配する。

 一方、冒頭の孫亜菲は意気軒昂だ。彼女は中国で「5番街ブランドアウトレット」という高級ブランド品専門のオンラインショップを経営しており、最近の内外価格差の縮小を国内市場でのブランド品普及の好機と見る。来年の春節(中国の旧正月)商戦に向けて、品揃えや仕入れルートを拡充し、一気に勝負に出る準備を進めている。

 ブランド品の内外価格差が縮小している背景には、もともと中国の定価が世界で最も高かったことがある。ある調査会社のレポートによると、今年1月時点のルイ・ヴィトンの定価はフランスより中国の方が平均50%も高かった。しかし6月にはこれが32%に、10月には30%に縮小した。

 「闇市場や並行輸入の跋扈を抑えるため、ブランド企業は一般的に世界各地の価格差を35%以内にとどめようとする」と、調査会社は解説している。内外価格差の縮小は、高すぎた価格の修正と言える面がある。

 同様の現象は、パソコンやデジタルカメラなどのIT(情報技術)製品でも起きている。

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