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原油価格が再び1バレル100ドル超に?

FRBのドル安政策が原油価格の高騰を招く

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2010年11月22日(月)

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Mark Shenk(Bloomberg News記者)
Grant Smith(Bloomberg News記者)

米国時間2010年11月11日更新「 Why Oil Could Top $100 a Barrel

 今年の原油相場はおおむね、1バレル=78ドル前後で推移してきた。銅や金、綿花などのコモディティーが記録的な高値を付ける中、原油価格の値動きはゆるやかだった。世界経済が力強さを欠く中、原油需要も大幅には増えなかった。米国の原油在庫は余剰傾向にある。サウジアラビアは減産に踏み切らず、供給は十分な状況だった。

 だが現在、原油市場に変化の兆しがあらわれている。米金融大手JPモルガン・チェース(JPM)と米金融大手バンクオブアメリカ・メリルリンチ(BAC)は「原油価格は来年、1バレル=100ドルを超える」と見ている。世界中の中央銀行が、景気刺激のために金融緩和策を取っているからだ。米連邦準備理事会(FRB)は、民間銀行から6000億ドル(約50兆円)の米国債を買い取る方針を発表した(関連記事)。これは米国の金利低下やドル安の促進につながると予想される。こうした状況のもと、投資家は十分な投資収益が見込める投資先として、原油やその他の相場商品に注目する可能性がある。

OPECの原産、新興国の需要増が原油価格を上昇させる

 国際エネルギー機関(IEA、本部:仏パリ)の元統括官で、現在は仏証券会社ニューエッジの米国子会社でエネルギー調査部長を務めるアントワン・M・ハルフ氏(ニューヨーク在勤)は「FRBの措置は原油価格の上昇を招くだろう。ここ2年ほど、金融システムへの低利の資金供給が増えている。これがコモディティー、特にエネルギー分野への投資増加につながっている」と語る。原油価格は9月初め以降17%上昇し、86.96ドルに達している。

 原油アナリストらは石油輸出国機構(OPEC)の動向にも注目している。ドル安によって、ドル建て輸出の収益性が低下している。OPEC加盟国は、減産などの値上がり促進策を要望する可能性がある。サウジアラビアのアリ・アル・ナイミ石油相は11月1日、シンガポールにおいて「1バレル=70~90ドルの水準であれば、需要側は受け入れられるはずだ」と発言した。サウジアラビアはそれ以前、1バレル=75ドルを目標価格水準としていた。 

 バンクオブアメリカ・メリルリンチ・グローバル・リサーチのフランシスコ・ブランチ国際コモディティー調査部長(ニューヨーク在勤)は「ナイミ石油相が70~90ドルという水準に言及したのは初めてのことだ。目標価格に達するまで原油供給を制限すると同石油相が言えば、1バレル=90ドルが相場水準になる」と指摘する。ただし、OPECの事務局長はこうした見方を否定し、OPECは70~85ドルの水準で満足していると語った。

 米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)のエネルギー調査部長デービッド・グリーリー氏(ニューヨーク在勤)は「新興国市場の成長に伴い、2011年は原油在庫の調整が進むだろう」と見ている。IEAは世界の原油需要が、今年の1日当たり8690万バレルから2011年には8820万バレルに増加すると予想している。この需要増にはヘッジファンドなどの投機筋の動きが絡んでいる。米商品先物取引委員会(CFTC)によれば、投機筋は10月末、原油先物への投資を増やしている。

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