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GMの真の復活に必要な6つの条件

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2010年12月3日(金)

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Ben Steverman(Bloomberg News記者)
米国時間2010年11月24日更新「 How We'll Know If GM Is Really Fixed

 米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)は完全に復活したと言えるのだろうか。

 米連邦破産法による法的手続きを経て、経営破綻からよみがえったGMは、株式市場への再上場を果たした。GMの財務状況は明らかに、ここ数十年間で最も健全な状態にある。債務や人件費は大幅に減り、経営陣も刷新された。旧来のGMの企業文化が経営改革の足かせになることはなくなった。

 とはいえ、GMはほんの少し前まで、自動車業界でトップの地位にある企業だった。GMの2000年の利益は45億ドル(約3800億円)に達し、自動車業界で最大の黒字を誇っていた。だが、それがわずか数年足らずで経営危機に陥り、会社が消滅する寸前となった。

 どういう状況になれば、米国の納税者やGMの新たな株主は、新生GMが長期にわたって成功を享受できると安心できるだろうか。

 Bloomberg Businessweekは米政府のGM再建計画にかかわった専門家をはじめ、業界関係者や投資家、アナリストらにこの問題について意見を求めた。以下に、回答から浮かび上がった、重要な判断材料となる6つの要素を紹介する。

1. 債務の増加を防げるか

 GMが2009年6月1日に破産法適用を申請したとき、その負債総額は1728億ドル(約14兆5000億円)に上ったとされている。新規株式公開(IPO)の目論見書によれば、GMは破産手続きで債務の大半を整理し、2010年9月30日現在の債務残高は86億ドル(約7200億円)に減少している。

 自動車対策委員会――GM再建策について、米政府に勧告を行っていた――の上級顧問を務めたハリー・ウィルソン氏は「GMが抱えていたような巨額の債務は、企業経営に深刻な悪影響を及ぼす」と指摘する。同委員会の委員長を務めたスティーブン・ラトナー氏の新著「Overhaul(オーバーホール)」によれば、ウィルソン氏は旧GMを解体し、高収益の企業としてよみがえらせる再生計画を積極的に推し進めたという。ウィルソン氏はBloomberg Businessweekの取材に対して「膨大な債務を抱え、GMは将来に投資する資金的余力を失っていた」と述べている。

 ほかの上場企業と同様、再上場したGMは四半期ごとに財務状況を開示する必要がある。だが、米資産運用会社ファースト・アメリカン・ファンズ(FAF)のアナリスト、トニー・ボーズ氏は「GMには合弁会社や年金拠出義務など、さまざまな契約がある。GMの財務状況は複雑で、妥当な債務総額を把握するのは困難だ」と指摘する。

 10月26日、GMは一部の債務の借り換えを行った。このとき、GMは今後2015年までに「契約上の返済期限を迎える重大な債務はない」と発表した。運用するファンドに新生GM株を組み込んでいるボーズ氏は「破産法適用による民事再生手続きを経て、GMの債務負担は大幅に軽減した」と語る。

 GMはIPOの目論見書で、今後も債務を圧縮し、いずれ「投資適格」の信用格付けを獲得する、との目標を掲げた。現在、GMに対する主要格付け機関の評価は「ジャンク」または「高リスク」で、投資不適格となっている。

2. 利益を着実に増やせるか

 ウィルソン氏は「旧GMは市場シェアの維持に固執しすぎで、利益重視の意識が薄かった」と指摘する。過去2年、GMは経費削減を推し進めてきた。その結果、売上高が大幅に減少する中でも、過去3四半期連続で黒字を達成している。

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