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インドは中国を追い越すんです。20年後ですけどネ

最終回:インドと中国、どちらが魅力的?

  • インドビジネス研究会

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2010年12月17日(金)

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 ついに、この連載も最終回を迎えました。緊張のあまり、筆者人も肩に力が入り過ぎたのか、ちょっと執筆に時間がかかってしまいました。最終回を楽しみにされていました読者の皆様、お待たせいたしました。

登場人物:
イラスト:田島社長 田島春男社長
インド進出を切望する情熱あふれるベンチャー社長。大阪出身。腰が低く、追い風には乗りたいタイプ。
 
イラスト:鈴木先生 鈴木秀一先生
インド駐在歴20年を超える進出支援コンサルタント。自称“インドマスター”。
 
イラスト:インディラ先生 インディラ先生(経営博士)
豊富な知識量もさながらに、そこから無尽蔵のアイデアを生み出す美人カリスマ・コンサルタント。日本で政府機関での勤務経験あり。

田島社長:まいど! 今回が最後やなぁ。もう半年くらい、あっという間でしたなぁ。お!今日はインディラ先生もいらっしゃるんですね!

鈴木先生:一応、最終回ということだしな。

インディラ先生:ご無沙汰でしたネ。

鈴木先生:で、田島社長の社内ではどういう話になっているのかな?

田島社長:私はインドを推しているんですけども、社内には「いや、インドに行く前にまず中国でしょう?」という意見がありましてね。もちろん私が最終判断をするんやけど、ちょっとインドに偏って調べてたため中国のこともリサーチせんとあかんなと思っているわけです。昨今の情勢も気にかかるんですが、インドと中国、この両者はどうしたものか。

鈴木先生:そうだな、インドと中国は比較されることが多いし、どっちが魅力的な市場か、もちろん一概には言えない。

インディラ先生:「インド」と「中国」という視点よりも、どんな「ビジネス」をどこで行うのが最適か、と考えるべきだと思いますヨ。

鈴木先生:確かにそうだ。ただ、今進出すべき国に「中国」という選択肢を置いている時点で今更感が否めないなぁ。私からしたら、「今まで何してたんだ?」ということになる。

田島社長:いやはや…。手厳しいです。まだ中国、インドともに進出していない私たちのような企業は果たしてどっちに進出すべきなんやろうか。

鈴木先生:田島社長みたいに最近会社を作ったところは仕方ないんだがな。私は、今から進出するなら「インドだ」と大きな声で言いたいな。

インディラ先生:私もさっきのように言いましたが、そう思います。是非インドでビジネスを。

田島社長:うーん、私もそう言いたいんやけども、他のメンバーも説得せなあかんし、いい知恵を拝借したいと思ってます。

鈴木先生:そうだな。正直、中国については中国の専門家に当たるべきだろうが、私の知る範囲で、誤解をおそれず話してみよう。

田島社長:是非色々ご教示ください!

鈴木先生:まず中国とインドは政治体制が違う、ということが大きいな。中国は共産党による事実上の一党独裁、インドは自らも称するように「世界最大の民主主義国」だな。

日本人にもなじみが深い北京。中国では政治の中心だ

田島社長:確かによく言われますよね。実際には私らにどういう影響があるのかピンと来ませんが。

鈴木先生:昨今の情勢を見ていると、高度に政治的な問題も孕んでいるので一概には言い切れんのがもどかしいが、尖閣諸島や、ノーベル賞、そして反日暴動のことも考えるとちと情勢不安ということが正直なところだな。特にポスト胡錦濤体制についてはまだ読めないところがある。

インディラ先生:インドはその点大丈夫ですよ、と言いたいところですが、まだまだパキスタンとの関係がクリアになっていません。また民主主義だからこそ、中国に比べると大規模な投資・開発を推し進めにくいのが実情ですネ。インドでは土地の収用など合意に時間がかかる点がインフラ整備の遅れの原因になっています。インドの成長は、遅いが着実に、後戻りしない「象の歩み」に似ているとよく言われますネ。

鈴木先生:一方、中国は成長する時は速いが、体制の安定性や反日暴動などに明らかになるように、変動が激しいかもしれん。いわば「竜の蛇行」といったところだな。

田島社長:「象の歩み」に「竜の蛇行」か。なるほどなぁ。

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