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春節直前に考える 地方空港を訪日外客のゲートウェイにする方法

【第4回】九州経済界は、周遊型ビジネスで地域活性化狙う

2011年2月1日(火)

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 昨年10月に羽田が国際化して以降、首都圏では成田との競争が激化し、双方で地元自治体が中心となったインバウンド戦略が議論されるなど、競争によるサービス水準の向上が見え始めた。そして、成田・羽田空港で、国内線と国際線を乗り継ぎ、我が町に観光客を呼び込みたい考える地方にとっても、その気持ちは強い。

 人口減少に悩む地域では、ビザ要件緩和等によって急速増加するガイコクジンを、何とか自分たちの土俵に引っ張り出すことは、今いる住民の所得向上とともに、グローカル(グローバル+ローカル)交流をUターン、Jターン、Iターンに結びつける切り札と考えられている。

 中国の新聞に掲載される、日本への観光旅行商品の広告の多くはシンプルなもので、「富士山・東京1泊2日」や「秋葉原・京都奈良」といった三行広告が多く、ゴールデンルートと呼ばれる東海道沿線の立ち寄り箇所を列挙しただけのものも目立つ。

 今後増加を見込む新中間層の大部分は初回の訪日であるため、やはりゴールデンルートを中心に訪れると考えられるが、地方でも広域連携によって、入国・出国を別の空港にする周遊観光ルートの開発が行われている。

 九州では、「AirQ」構想と名付けた、アジアをターゲットにした新たな観光誘致政策が財界を中心に提言されている。また、他地域も巻き込んだ航空機共同保有機構の設立という、大きな取り組みの構想も見られる。

アジアの内需取り込みを目指す九州

 福岡から東京までの距離は、1000キロメートル弱であるが、これは上海までの距離とほぼ同じであり、ソウルはこれより近い。北京も福岡から半径1000キロメートルの円の少し外側、台北も同じような距離関係にある。このような地理的な優位性を生かして九州地域と東アジア諸都市との交流を増やしていくことが課題となっている。そのためには、(1)九州地域のアジアから見た魅力を高めること(2)航空交通サービスを充実させていくことが重要な課題となっている。

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 特に、九州地域の各県は、それぞれ魅力的な観光資源を有しており、九州地域全体でみると多様な地域資源が各地に分散している。

 北部九州においては、空港アクセスの良い福岡都市圏、長崎、太宰府などの文化・歴史資源、福岡や大分の自動車製造をはじめとする産業等が集積しており、南九州には、阿蘇、高千穂、屋久島等の雄大な自然や、国際ツアーも開催される本格的なゴルフ場などがある。また、ブランド肉や温泉は九州全域に分布している。

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コメント1件コメント/レビュー

JR九州が発表した九州一周の豪華寝台列車の料金が、1人20万円なのもこの制度を視野に入れたからなのでしょうか。 「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」と豪華寝台列車が揃っている北海道とは裏腹に、九州新幹線の全線開業で寝台特急が全滅した九州に、オリエント急行のような豪華寝台列車を走らせるという発想は見事です。(2011/02/01)

「千客万来  今だからこそ中国人観光客をつかむインバウンド戦略」のバックナンバー

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JR九州が発表した九州一周の豪華寝台列車の料金が、1人20万円なのもこの制度を視野に入れたからなのでしょうか。 「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」と豪華寝台列車が揃っている北海道とは裏腹に、九州新幹線の全線開業で寝台特急が全滅した九州に、オリエント急行のような豪華寝台列車を走らせるという発想は見事です。(2011/02/01)

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