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ロシア版iPadを夢見るメドベージェフ大統領

どっちが先? 経済の近代化と汚職の根絶

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2011年2月18日(金)

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Lyubov Pronina(Bloomberg News記者)
米国時間2011年2月3日更新「 Dreams of an iPad Economy for Russia

 ロシアのメドベージェフ大統領は、モスクワ郊外のスコルコボにロシア版シリコンバレーを創設する構想に期待を寄せている(関連記事『ロシア版シリコンバレー「スコルコヴォ」の全貌』。だが、汚職やイノベーション不足、対応の遅い政府部門など、ロシアが抱える問題を克服するのは難しい。

 透明性というのは、ロシア政府とはほとんど相いれない言葉だ。例えば、ロシアのドミトリー・メドベージェフ大統領と、その師で前大統領のウラジーミル・プーチン首相との関係を明確に把握している人は誰もいない。だが、少なくとも1つの点に関して、メドベージェフ大統領は常に率直な考えを表明している。それは「ロシアでは汚職が蔓延している。この問題を是正するには時間がかかる」という点だ。

 国際NGO(非政府組織)のトランスペアレンシー・インターナショナル(TI、本部:独ベルリン)が発表した「2010年版腐敗認識指数(CPI)」によれば、ロシアは世界の主要経済国の中で、最も汚職が深刻な国だ。メドベージェフ大統領は「ロシアのあらゆる権力層で汚職がはびこっている。しかも、市場経済の誕生に伴い、汚職問題がより広範に広がっている」と懸念する。

天然資源に依存しない経済を構築

 こうした中、メドベージェフ大統領は「ロシアの起業家に、米アップル(AAPL)の看板製品である『iPad』やスマートフォン(高機能携帯電話)『iPhone』のように、汎用性があり、目を引き、収益性の高い製品を開発、生産してほしい」と期待を寄せている。

 「優れた新製品を生み出し、消費者市場の開拓に取り組む必要がある。旧ソ連時代のように、重工業部門の育成を重視して、消費者産業を犠牲にする失敗を繰り返してはならない」(メドベージェフ大統領)。

 メドベージェフ大統領(45歳)は、iPadを真っ先に入手したロシア人の1人だ。日常的にインターネットを閲覧し、交流サイト「twitter」に活発に書き込みしている。大統領はロシア経済の改革を推し進めており、天然資源の輸出を主体とする経済から、高度なハイテク産業を主体とする経済へと転換する構想を掲げている。ロシアの税関当局によれば、天然ガスや石油などエネルギー資源の輸出は2010年1~11月、ロシアの輸出全体の7割以上を占めている。

IT企業や製薬企業が力を付け始めた

 メドベージェフ大統領は、ロシアの産業界が技術的な競争力を高め、「ロシア製」の消費者向け製品が世界中にあふれるようになることを願っている。「われわれは、こうした先進的な経済への転換を目指している。ロシア版のiPadやiPhoneの誕生に期待している。確かにまだ成功例は出ていないが、だからと言って投資を避けるべきではない。ロシア独自のモデルを築き上げていくべきだ」(メドベージェフ大統領)。

 ロシア産業界の重鎮セルゲイ・チェメゾフ氏は2010年9月、ロシアで開発された携帯電話の試作品をメドベージェフ大統領に披露した。この携帯電話は、台湾で生産され、今年中に発売される見通しだ。

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