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水処理膜で急成長する大学発メーカーの実力

中国市場を席巻する天津膜天膜

  • 瀧本 大輔(日経トレンディ記者)

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2011年2月24日(木)

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 日本や欧米などの海外メーカーの独壇場とされてきた水処理の分野でも、中国メーカーが存在感を増している。その筆頭格が、大学発の研究開発型企業、天津膜天膜(モティモ)科技である。

 日経ビジネス2011年1月31日号の特集「急速浮上!中国エコカンパニー」でも紹介した同社は、長年かけて培った技術力を武器に、海外市場の開拓にも乗り出した。その実力と戦略に迫る。

 人間が生きていくために欠かせないものといえば水である。世界を見渡すと、飲料水だけでなく、生活用水までもが慢性的に不足しているという現実は、水資源が豊富な日本にいては実感しにくいだろう。

 生活に欠かせない水資源の確保に一役買ってきたのが、日本や欧州メーカーの水処理技術である。中でも水メジャーと呼ばれる欧州メーカーの存在感は、世界的に見ても際立つ。海水淡水化に使われることが多い逆浸透膜(RO膜)など、高機能な水浄化膜の市場では、日東電工や東レなどの日本勢が強い。

 この先進国優位が長らく続いてきた市場に、異変が起きている。汚水処理や生活排水の再利用に使うような中機能品で、ある中国メーカーが破竹の勢いで成長しているのだ。

 その中国メーカーとは、水浄化膜の中国最大手である天津膜天膜(モティモ)科技である。

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中機能の水処理膜で国内シェア3割

 中国の水処理市場は、人口増と経済成長による都市インフラ整備と新都市建設が急速に進み、成長が著しい。生活用水の不足も深刻だ。これらの官需に加えて、工業廃水による環境汚染が社会問題化していることもあり、工場での水処理需要も増えている。

 この成長市場を、膜天膜は現地企業の強みを生かして着実に確保している。既に水浄化膜の国内市場では、中機能品における同社のシェアが約30%に達しているという。

 膜天膜は水浄化膜の生産・販売からプラントの設置・運営、制御システムの開発まで一貫して手掛ける。主な顧客は地方政府の浄水場や水処理事業者、企業の工場だ。年間300万平方メートル相当の膜の生産能力を持ち、2010年の売上高は約3億元(約37億8000万円)。水処理膜のメーカーとしては中国最大規模である。

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