• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

資金繰り難に苦しむ米国の中小企業

景気後退の後遺症が残る

  • Bloomberg Businessweek

バックナンバー

2011年3月9日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

John Tozzi(Bloomberg Businessweek中小企業担当記者)
米国時間2011年2月22日更新「 Cash-Flow Crisis Is Recession's Legacy for Small Biz

 住宅所有者や建設業者向けに注文家具を販売する米M&Jキッチンズ(ロードアイランド州イーストグリニッジ)は、先般の大不況の影響を受け、2009年には売上高が半分以下に激減した。ようやく、この最悪の時期を乗り切ったが、2010年8月、売上高が前年比42%増と回復していたにもかかわらず、必要な運転資金を確保できなくなった。

 オーナー社長のドリュー・デービーズ氏(50歳)は、創業26年の同社を倒産させることにした。デービーズ氏は「金融機関や取引先が数十年来維持してきた取引条件を反故にした影響で、当社の資金繰りは危機に陥った」と唇を噛む。

売り上げが伸びてもキャッシュフローが追いつかない

 米経済は景気後退を脱したと、政府が公表して1年以上たった。しかし、中小企業は景気後退の後遺症とも言える苦境に直面している。顧客からは支払い期間の猶予を求められる一方、製品や原料の供給元からは早く代金を支払いよう請求されている(Bloomberg Businessweekの記事を参照:2010年6月24日「Yet Another Blow to Small Business Credit」)。交渉力が弱い企業ほど、厳しい状況に立たされている。

 デービーズ氏は「ドル安や信用収縮、需要低迷により、当社の事業はきわめて不安定になった。供給元は一様に、過剰反応を起こした」と語る。

 懸念すべきは、デービーズ氏が経験したのと同じような事態が多くの企業に広がっていることだ。多数の非上場企業の財務データを入手し、分析している米財務ソフトウエア・情報サービス会社セージワークスによれば、非上場企業が売掛金の回収に要する平均日数は、2006~2009年には約23日だったものが、2010年には約27日に延びている。同様に、平均支払い日数も以前の20~21日から、約24日に延びている。

 大企業は支払い期間をさらに長期化している。米スタンダード・アンド・プアーズ500種株価指数(S&P500)の銘柄採用企業は、直近四半期において、平均59日で供給元に買掛金を支払っており、売掛金は46日で回収していた(米メディア大手ブルームバーグ調べ)。

支払いを延滞する企業も増加

 アイルランドの信用調査大手エクスペリアン(本社:ダブリン)のデータによれば、支払いの繰り延べを求める企業が増えているだけでなく、合意した期限での支払いを延滞する企業も増えている。2010年12月、支払い遅延となった債務額は全体の14.3%で、2010年初頭の12.5%と比べて悪化している。延滞後に債務を履行するまでに要した日数も状況は悪化しており、2010年初めには5.8日だったものが12月には6.5日に延びた。

コメント0

「Bloomberg Businessweek」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

トップ自らが矢面に立つことで、問題は次第に収束していきました。

佐々木 眞一 日本科学技術連盟理事長、トヨタ自動車顧問・技監