• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

シスコ、サーバー市場に攻め込む

  • Bloomberg Businessweek

バックナンバー

2011年3月11日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

Peter Burrows(Bloomberg Businessweekシニアライター、サンフランシスコ)
米国時間2011年3月3日更新「 Did We Mention How Great Our Servers Are?

 米ネットワーク機器最大手、シスコシステムズ(CSCO)の経営陣は2月10日、米ウォール街のアナリスト向けに業績を発表した。収益が低下し、全体的に暗い雰囲気だったこの会見で、シスコの経営陣は「データセンター」という言葉を29回も繰り返した。

 この背景には、サーバー販売の伸びに脚光を当てようとする意図があった。増え続けるインターネット利用に対応するため、企業や電話会社は大規模なデータセンターの整備を進めている。このため、サーバー販売は急増している。シスコが2009年初めに発売したサーバー製品「Unified Computing System(UCS)」の直近の四半期の売り上げは700%増。年間売上高は6億5000万ドル(約540億円)に達する勢いだ。同社のジョン・T・チェンバーズCEO(最高経営責任者)は「当社が予想した通り、データセンター革命が起こっている」と語る。

 だが問題は、この6億5000万ドルというサーバー分野の売り上げは、シスコの今年の予想売上高437億ドル(約3兆6000億円)のわずか1.5%に過ぎないことだ。売上高の残り98.5%を占める分野では、同社はこれまでにない厳しい競争を強いられている。

 以前のシスコは、ウォール街の1株当たり利益予想を上回る業績を上げることで有名だった。だが最近は、3四半期連続で業績が予想を下回っている。2四半期連続で予想以下の売上高に終わった後、直近の四半期では、粗利益率が同社の予想した約64%を下回り、約62%に低下した。また同社は、ケーブルテレビ用セットトップボックス(STB)装置や主力製品であるルーター機器など、いくつかの主要市場でシェアを落としている。

 投資家らは以前のシスコとは大きく異なる不安定な業況を懸念。この業績発表会見の直後、同社の株価は14%下落した。今も株価は低迷している。

サーバー製品への展開がHPやIBMの離反を招いた

 シスコは500億ドル(約4兆1000億円)のサーバー市場を、有望な成長機会と見て期待している。同社のUCSサーバーは、データセンターの構築というネットワーク中心型アプローチの中核となる製品だ。シスコによれば、UCSサーバーと同社のデータセンター向けスイッチ製品「Nexus」を組み合わせることで、従来の3分の2の数の装置でデータセンターを運用できる。この統合ソリューションは、ネットワークトラフィックを高度に管理し、システムを効率的に稼働させることができる。このため、データセンターのスペースや電気代、運用経費を抑えることができる。

 だが、サーバー販売がシスコの株主に短期的な恩恵をもたらすことはないだろう。米IT(情報技術)調査・コンサルティング大手ガートナーの調べでは、2010年第4四半期のシスコのサーバー市場でのシェアは1%に満たなかった。

コメント0

「Bloomberg Businessweek」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック