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韓国民を激怒させた東北地方太平洋沖地震の歪曲報道

ネットでは「ガンバレ日本」義援金

2011年3月16日(水)

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 東北地方太平洋沖地震が発生した金曜日の午後、韓国でも正規の放送が中断され、緊急速報でニュースが始まった。刻々と伝わる被害の大きさに言葉を失ってしまった。この映像が本当に日本で起きていることだなんて、信じたくなかった。

 仙台には韓国領事館がある。東北地方には、東北大学の留学生や在日コリアンを含め多くの韓国人が住んでいる。外交通商部によると、東北地方太平洋沖地震後、14日午前までに安否が確認されていない韓国人は21世帯70人、死亡は1人となっている。いずれも海岸地域に住んでおり、津波に襲われたとみられている。

「日本だからこそ被害の拡大を食い止められた」

 東北地方や東京に住んでいる韓国人らは、メールやTwitterを利用して「私は無事です」とメッセージを家族に伝え、安心させた。携帯電話はつながらなかった。日本にいる韓国人のTwitterのつぶやきには共通した「あること」が書かれてあった。「日本だからこそ被害の拡大を食い止められた」。家をなくし家族をなくした被害者が大勢いる中、こういうことを言っては申し訳ないが、これが外国人である韓国人の共通した意見だった。

 しっかりと耐震構造になっており、どんなに地震で揺れても、倒れたり割れたりしないビル。子供の頃から受けている避難訓練のおかげか、とても沈着で、秩序を守る市民。バス停やタクシー乗り場では弱者に配慮して譲り合う。「韓国人も見習うべき」、「日本が先進国と言われる理由はここにある」と日本人の強い精神力に感動したというつぶやきが後を絶たない。

 もし韓国でこのような地震が発生していたら、地震そのものよりも、パニックになった人が起こす2次災害による被害の方が大きかっただろう。

 避難所においてさえ、お先にどうぞとおにぎりやお茶を譲り合。給水場では我慢強く並ぶ。何時間も待ったにもかかわらず水をもらえないこともある。それでも苛立ったり怒ったりせず次の給水を待つ。足を怪我したおばあちゃんが、「私よりもっとひどい怪我をされた方がいるだろう。応急処置してもらうのは申し訳ない」と謝っていた、物資が不足しているというのに、店番のいないお店の商品がそのまま残されていた。

 恥ずかしい話、韓国だったらあり得ないことだ。これが被災地では当たり前の光景だということに驚いた韓国人が本当に多い。

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「韓国民を激怒させた東北地方太平洋沖地震の歪曲報道」の著者

趙 章恩

趙 章恩(ちょう・ちゃんうん)

ITジャーナリスト

研究者、ジャーナリスト。小学校~高校まで東京で育つ。ソウルの梨花女子大学卒業。東京大学学際情報学府博士課程に在学。日経新聞「ネット時評」、日経パソコン「Korea on the web」などを連載。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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